釣り人なら1度は経験する穂先折れ。 「そんなに強い負荷をかけた覚えはないのに…」と思ったことがある人も多いでしょう。
実は、穂先が折れる原因の多くはちょっとした不注意や見落としがちな行動にあります。
この記事では、釣り竿の穂先が折れる主な原因と、それを防ぐ方法を解説します!
【原因①】キャスト時のミスやライントラブル
釣りをしている最中に折れる原因として最も多いのが、キャストミスやライントラブルによる負荷です。
・トップガイドにラインが絡まったままキャストし、強い負荷がかかる
・仕掛けやルアーを投げる際、ロッドのしなりに耐えきれず折れる
・キャスト前にラインが穂先に絡んでいないか確認
・仕掛けが絡んだらそのまま投げずに解く
・ロッド表記に合ったウエイトのルアーを、竿のしなりを活用して投げる
【原因②】船釣りでの仕掛けの巻き込み
船釣りでは、仕掛けの巻き込みによる穂先折れが特に多いです。
・仕掛けを回収する際、もしくは魚を取り込む際、穂先まで巻き込んでしまい折れる
・電動リールで無意識に巻き上げ、穂先を破損する
・仕掛けを回収する際は穂先に当たる前に巻くのを止める
・電動リールを使う場合は、事前に仕掛けを垂らしカウンターをセットする
【原因③】無理な力のかけ方(魚とのファイトや根掛かり時)
大物とのやりとりや根掛かりの際、穂先に強い負荷がかかりすぎると折れやすくなります。
・魚を抜き上げる際にロッドを立てすぎてしまう
・根掛かりを強引に引っ張って外そうとする
・竿を急角度に立ててアワセ、ファイトをしてしまう
・魚を抜き上げる際はロッドを立てすぎず、タモ(ランディングネット)を使う
・根掛かりした場合はロッドではなく、ラインブレーカーなどでラインを引いて外す
・無理にロッドを曲げず、リールのドラグ調整を適切に行いましょう
穂先折れを防ぐために意識すべきこと
穂先が折れるのを防ぐためには、以下のポイントを日頃から意識することが大切です。
①キャスト前にラインの絡まりをチェックする
②仕掛けの巻き込みに注意する(特に船釣り)
③根掛かりや魚とのファイト時に無理な負荷をかけない
次回の釣行から意識してみてくださいね!