
飯沼 瑞枝(いいぬま みずえ) プロフィール
こんにちは! 海上釣り堀をメインにエサ開発を手掛ける、練餌海道代表の飯沼瑞枝です。インスタでは「ミズリン」として、釣りの魅力やエサの情報を発信中です。このコラムを通じて、釣りの楽しさだけでなく、皆さんの釣りライフが、もっと素敵になるヒントをお届けできればと思います。今回紹介するのは、冬ならではのターゲットが楽しめる、海上釣り堀です。
冬の人気ターゲットのトラウトサーモン、トラフグ、ソイなどの攻略法
前回、次回のコラムでは、「初心者にもできる、青物攻略の基本テクニック」を紹介するとお伝えしたのですが、今回は青物ではなく、冬の人気ターゲットのトラウトサーモン、トラフグ、ソイなどの攻略法をお伝えします!
3月上旬、兵庫・家島の釣り堀海恵を訪れました。今回の放流魚は、話題沸騰中のトラフグ、毎年の定番・トラウトサーモンに加え、ソイ、そしてヒラメまで。釣りファンなら誰しも、その多彩なラインナップに釣り心が躍るはずです。
当日は強風の中、ウキ釣りに挑戦する決意で臨みました。朝1番に釣れるとされるトラフグは、10時過ぎまで浅場で狙っていたため、思うような結果が得られず、焦りが募りました。
しかし、深場狙いに切りかえると、ソイが見事に釣れて、狙いを柔軟に変更する大切さを実感しました。釣りたかったトラフグへの思いを一旦抑え、今釣れる魚に集中する戦略へと切りかえました。
仕かけのサルカンや針が見切られていたため、針は6号、ハリスは2号へ変更し、エサが針から見えにくい工夫を施しました。
これにより、魚の警戒心は一気に緩和。
魚のタナが刻々とかわる中、強風でもミャク釣りが最適なアプローチでした。
サーモンについては、底からフワリとエサをアピールさせて、中層で待機することで、動きに合わせた追撃を引き出すことに成功しました。
悪天候の中、寒さで手が悴みながら、雨で装備が濡れても、この釣果の喜びはひとしおでした。
普段、頻繁に釣りに行かない私たちでも、多くの魚を釣ることができたのは、釣り場の温かいおもてなしと、充実した放流プログラムのおかげです。
トラフグとサーモンが同時に狙えるこの絶好のシーズン、釣りファンの皆さんもぜひ、海上釣り堀へと足を運んでみてはいかがでしょうか。.
今回のヒットアイテム
今回の釣果と、ヒットしたエサは以下の通りです。
・トラフグ:4尾 (爆釣真鯛)
・サーモン:4尾(爆釣真鯛・皇帝カイザー)
・ソイ:7尾(爆釣真鯛・皇帝カイザー)
また、サバンカーメンを小さくカットする手法は功を奏したものの、2、3尾バラしてしまった点は、今後の課題です。
友人のコズリンも、それぞれトラフグ、サーモン、ソイと満足のいく釣果を上げ、和気あいあいとした雰囲気の中で釣りを楽しめました。