釣行前に読めば分かる!【タイラバで春のマダイをゲットする方法】船長オススメの「状況別、3つのタイラバセッティングパターン」はビギナー必見です
春は各魚ともに活性が高まってくる釣りの好シーズンです。
すでにここ数年、春の風物詩的な狙い物となった福井県敦賀沖のタイラバも、そのひとつ。
この時期は、型揃いのマダイが釣れ盛るのが特長で、タイラバファンが熱く通う時期でもあります。
そこで、今回は敦賀沖の春のタイラバを攻略するための、キホンとキモをご紹介。
また、連日釣れている現場を目の当たりにしている竹宝丸(敦賀・色浜)の竹腰船長が教える、状況別のオススメのタイラバセッティングも公開しているので、少しでも釣果アップを狙いたいなら、釣行前には必見ですよ!
タックル&仕かけ
タックルは、上記の仕かけ図を参照。
竿は各社のタイラバ専用ロッドで、リールは水深100m以上の深場を狙うので、ビギナーにはカウンター付きがタナも分かりやすくてオススメです。
ラインはPE0.8号前後が目安で、その先にリーダー4~6号を結びます。
タイラバのヘッドは、潮や船の流れにもよりますが、100~300gが必要です。
ヘッドの重さは、開始時にはアナウンスされますが、以降は自身で底取りができる重さに臨機応変に対応しましょう。
竹宝丸・竹腰船長オススメのタイラバセッティング

▲竹宝丸の竹腰船長
船長に聞けば、「朝イチに時合が来ることが多いので、カラーは好みで。言わば何でもOK。それよりもヒットし始めれば、カラーよりも、仕かけがタナに入っていることが大事。意識をするなら、カラーよりもシルエット。イワシなど魚のベイトなら、細身でシンプルなモノを基本にした、ベーシック、マフグが多いなら、ワームを外してアピールを控えたモノ、ホタルイカがベイトの「ホタルイカパターン」になると、タコベイト系を装着して、シルエットにボリュームを出すのがよい。また、TGや鉛でヘッドサイズに変化を付けるのも、ひとつの手」とのことです。
セッティング例
ヘッドサイズでのシルエット調整
釣り方&キモ
タイラバの釣り方は、「ただ巻くだけ」です。
基本的には、仕かけを着底させて指示ダナまで巻き上げるだけですが、その動作にもポイントがあります。
そのキモを竹宝丸の竹腰船長に聞くと、「必ず実践してほしいのが、着底後はすぐに巻き上げること。ここでモタモタしていると、タイラバに反応して仕かけを追ってきていたマダイに見切られる」。
なので、フォール中は穂先とラインの出に集中し、フッと穂先が戻ったり、糸の出が止まった瞬間を見逃さないようにしましょう。
潮が速いと、この瞬間を見逃すと、いつまでもラインが出ていくので注意が必要です。
着底が分かりにくい場合は、回収してヘッドを重くしましょう。
巻き上げは、船長の指示ダナまでは確実にしっかりと巻き上げるのが大事です。
巻き速度は等速巻きでOK。着底から巻き上げの度に、次の巻き上げは、巻き速度をかえるのが有効です。
アタリがない時は、周りがスロー巻きなら早巻き、またはその逆もアリです。
ひとつ気を付けたいのが、ヒットしてからバラすと、船全体でアタリが遠退くので、アタっても絶対に早アワセはせずに、そのまま巻き続けましょう。
ドラグ調整を予め万全にしておくのは、取り込み率を高める下準備。慣れない人はやり取り中には、絶対にドラグを締めないように。
これらを頭に入れておけば、大ダイゲットへのチャンスは高まること請け合い。
知識を入れれば、あとは現場で実践あるのみですよ~!