この魚、知っていたら相当な魚好き。
釣り人なら、一見アコウ(キジハタ)と答えてしまうこの魚。アコウを釣り慣れた人は微妙な違和感を感じるハズ。記者もそこそこアコウは釣ってきたのですが、色の黒いアコウかな? と勘違いするレベル。
気になって調べてみると、アコウとは別の珍しい魚だったんです。
「ノミノクチ」という珍魚
この魚の名前は「ノミノクチ」。
分類上はアコウと同じ“顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ハタ科ハタ亜科アカハタ属”。
このノミノクチは三重で釣れたのですが、比較的暖かい海域の沿岸に居る小型のハタのようです。ちなみに、生息数が少ないのが原因なのか、めったに釣れない珍魚なんだとか。
アコウと見比べてみると…
せっかくなので、アコウとノミノクチを見比べて違いを探してみました。
<ノミノクチとアコウの違い>
①背中から尾びれにかけて黒い斑点がある
②体表が黒く斑点が赤みがかっている
個体差はあるかもしれませんが、①は大きな違い! なので、黒い斑点が見えたらラッキー! 生息数が少ないノミノクチが味わえるチャンスです!
今まで釣ってきた魚の中にも、実は似ているだけで違う種類の魚だったのかも。皆さんも、少し違和感を感じたら調べてみると、面白い魚だったりするかもしれませんよ!