覚えておいて損なし。お家にあるもので手軽にサビ防止テクニック

釣りの後、タックルボックスを開けてみたら、大切なフックが赤茶色に…。「しまった!」という苦い経験はありませんか?

毎回丁寧に塩抜きをしているつもりでも、いつの間にか忍び寄るフックのサビ。「どうしてだろう…」と、対策の難しさを感じている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、ご安心ください。実は、ご家庭にある「身近なあのアイテム」を使うだけで、厄介なサビの発生をぐっと抑えることができるのです。

今回は、誰でも手軽に試せる効果的なサビ対策を3つご紹介します。ぜひこの機会に覚えて、次回の釣行から大切なフックを守りましょう。

1. お菓子の乾燥剤を再利用

スナック菓子や海苔の袋でお馴染みの、あの小さな「シリカゲル」。実はこれ、釣具のサビ対策に役立つ強力な除湿材なんです。

使い方はとても簡単。フックなどを入れている針ケースの隅に、シリカゲルを1袋入れておくだけ。これだけでケース内部の湿度がぐっと下がり、大切なフックをサビの発生から守ってくれます。

シリカゲルの中には、水分を吸うと色が変わるタイプ(例えば、青色の粒がピンク色に変化)もあります。もし色が変わっていたら、それは除湿効果が弱まってきたサインと捉えましょう。

でも、すぐに新しいものと交換する必要はありません。フライパンを使い弱火で2分ほど軽く煎るか、電子レンジ(500W~600Wの場合)で30秒ほど加熱すれば、吸湿力が元通りに!繰り返し使えるので、とっても経済的ですね。

2. 生米ひとつかみで簡易除湿

「えっ、お米も?」と意外に思われるかもしれませんが、実はキッチンにある「生米」も、フックの簡易的な除湿アイテムとして役立つのです。

使い方はとても簡単。ジップ付きの保存袋などに、まだ使っていない清潔なフックと少量の生米を一緒に入れてみてください。お米が湿気を吸い取ってくれるため、特に釣り遠征先での応急的な湿気対策として重宝します。

そして嬉しいポイントは、役目を終えたお米は、帰宅後にフックを取り出せば、いつも通り洗って美味しくいただけること。食品を無駄にしない、賢い活用法ですね。

お米の価格が気になる昨今ではありますが、ほんの少量で効果が期待でき、何より手軽に取り組めるのがこの方法の魅力です。ぜひ覚えておきたい裏技の1つと言えるでしょう。

3. ベビーパウダーで表面コーティング

3つ目のサビ対策は、意外かもしれませんが「ベビーパウダー」です。赤ちゃんの肌にも優しいあのパウダーが、フックの保護にもひと役買ってくれるのです。

※イメージです

使い方はとても手軽。まず、釣行後にフックを軽く水洗いし、しっかりと乾燥させます。その後、乾いたフックにベビーパウダーを薄く振りかけるだけ。

ベビーパウダーの微細な粒子が、金属表面に残っているかもしれないわずかな水分を吸収してくれます。さらに、パウダーが作る薄い膜が空気を遮断し、まるでフックに見えないバリアを張るように「錆びにくい皮膜」を形成。これにより、サビの発生を抑える効果が期待できるのです。

次回そのフックを使う時は、指先で軽くパウダーを払い落とせばOK。気になるような粉残りもほとんどなく、すぐに釣りを始められますよ。

まとめ

今回ご紹介した乾燥剤(シリカゲルなど)、生米、そしてベビーパウダー。これらはどれも手に入りやすく、ご家庭にすでにあることも多い身近なアイテムです。

ほんのわずかな手間を加えるだけで、大切なフックをサビから守り、その寿命を延ばすことにつながります。

サビによるがっかりや交換の手間を減らして、次回の釣行をストレスなく、存分に楽しみましょう!

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