例年なら5月のGWを過ぎれば、京都・舞鶴沖では乗っ込みのマダイが本番を迎えます。

それが今期に限っては水温の関係か、それが遅れているようで、マダイはチラホラとまじる程度でした。船長に話を聞けば、「マダイはまだ本格化はしていないが、アジやイサギ、さらには根魚などがまじって多彩な魚種で十分な土産になる」とか。

そこで、5月の下旬に西舞鶴の遊漁船・V7を、つりそく船釣りクラブのメンバーらで貸し切り、マダイを主体とした五目釣りに出掛けてきた模様をレポート。

当日はナント、五目どころか、船中で10魚種以上の魚が釣れて、まるで水族館で釣りをしているような感覚でした。

マダイのほかに、10魚種以上が釣れたマダイ五目

京都府舞鶴沖のマダイの乗っ込みが、まだ本格化していないと言っても、「マダイ五目」釣りの主役はマダイ。

そんな訳で、当日乗船したV7の高塚船長は、普段のポイントの冠島周辺ではなく、当日は少しでも確率が高い、白石グリにヘ先を向けました。

11時から白石グリの水深66mラインにアンカリングして、皆が天ビンズボ釣りで狙い始めます。

すると、1投目で天ビンズボ釣りに初挑戦のビギナーさんに美味な高級魚、アマダイが上がります。

そして、その後はレンコダイや30cmオーバーの型のよい根魚たちがコンスタントに上がってきました。

ですが、主役のマダイは姿を見せません。

やがて、エサ取りのウマヅラハギが活発にエサを取ったり、針に掛かったりするようになりました。

船長はポイントを77mライン、88mラインと移動し、深めも狙っていきますが、状況はかわりません。

そこで船長は、舞鶴寄りへ大きくポイントを移動しました。夕まずめに入った場所は、水深60mライン。

この移動が当たりました。

1投目から、マキエを撒いて仕かけが馴染んだ途端に、大きく竿が引き込まれます。

電動の中速で巻き上げて、取り込んだのは40cmに迫るような大きなアジのダブル。

ここからは船中あちこちで、型揃いのアジやイサギがバタバタと上がります。

そして、待望のマダイも60cm級を頭に立て続けに取り込まれました。

当日は、さすがにマダイは全員がゲットとはなりませんでしたが、アジやイサギを主体に型のよい根魚もまじって、船中では合計15目の魚種が上がり、ビギナー数人を含めて船中全員が十分な土産を確保できました。

舞鶴沖では、これからマダイの食いが本格化してくれば、多彩な五目と合わせて、土産も十分な「マダイ五目」釣りが堪能できます。

また、半夜釣りでは美味なシロイカも釣れ出しているので、日中はマダイ五目、日暮れからはイカ釣りと、豪華な2本立ての釣行も可能です。

初夏の五目釣りを存分に楽しんでみてください。