釣り場で「雷」、その行動が命取り!絶対にしてはいけないNG行動5選

梅雨や夏の釣りで、突然「ゴロゴロ…」と遠くから聞こえてくる雷の音。

「まだ遠いから大丈夫」「雨宿りできる場所を探そう」

▲イメージ

もし、あなたがそう思っているなら、その考えが1番危険かもしれません! 今回は、雷が鳴った時に「これだけはしちゃいけない!」という危険な行動を、紹介します。あなたのその行動、大丈夫ですか?

雷が鳴った時に「これだけはしちゃいけない!」という危険な行動

【NG行動 LV.1】釣りを続ける、竿を持ったままにする

「あと1投だけ…」「まだ雨は降ってないし…」

これは最も危険な油断です。 雷の音が聞こえた時点で、あなたはすでに落雷の危険範囲内にいます。長い釣り竿は、素材に関わらず最高の避雷針になってしまいます。音が聞こえたら、即、釣りを中断して竿をしまってください。

【NG行動 LV.2】傘をさす

雨が降ってきたからと、傘をさすのはNG!

周りに何もない開けた釣り場では、傘をさしたあなたが1番高い「突起物」になり、雷を呼び込むターゲットになってしまいます。濡れることより、命の方が大切です。レインウェアのフードを深くかぶりましょう。

【NG行動 LV.3】高い木の下で雨宿り

「とりあえず、あの木の下で雨宿りしよう」

一見、安全そうに見えますが、これも非常に危険な行動です。 木のような高い物体には雷が落ちやすく、その際に幹を伝った電流が近くにいる人間に飛び移る「側撃雷(そくげきらい)」の危険性が非常に高くなります。木の下は安全地帯ではありません。

【NG行動 LV.4】壁のない小屋への避難

屋根があるから安心? いいえ、そんなことはありません。

公園などにある東屋と呼ばれる、柱と屋根だけで壁がない建物は、雷を防いでくれません。側面から雷が侵入する可能性があり、安全な避難場所とは言えないのです。

【NG行動 LV.5 | 最も危険!】諦めてその場で釣りを眺める

避難場所がないからと、開けた場所で突っ立っていたり、水辺の近くに居続けたりするのは最悪の選択です。

あなた自身が落雷のターゲットになるのを待っているようなものです。

【正解の避難行動】

じゃあ、どうすればいいのか。

「あれもダメ、これもダメならどうすれば!?」と思いますよね。正解はシンプルです。

ベストは「建物の中」へ!鉄筋コンクリートの建物(管理棟、海の家、近くの店舗など)が最も安全です。

ベターは「車の中」へ!近くに建物がなければ車の中へ。窓を閉め、金属部分に触れないようにして中央で待ちましょう。

最終手段は「安全姿勢」!何もない場合は、高いものから4m以上離れ、できるだけ姿勢を低くしてしゃがみ込みます(地面に寝そべらない!)。

雷の音が聞こえたら「即、避難」が唯一の正解!

楽しいはずの釣りが、一瞬で悲劇に変わるのが雷の怖さです。

今回ご紹介したNG行動、もし「やっちゃってたかも…」と思った方は、今日から意識を変えましょう。 雷の音が聞こえたら、釣りをやめて、安全な場所へ避難する。 これだけを徹底して、大切な命を守ってくださいね。

 

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