美味しいマダイやアジを釣ることができる、和歌山・加太では”ギジエ”と言う、エサの代わりにギジエを使う面白い釣り方を楽しむことができる。

今回は、加太の畑中丸に乗船。当日使ったギジエや釣り方のワンポイントなどを紹介したい。

ギジエのタックル＆仕かけ

畑中丸では、乗船料金に仕かけの1セットレンタル（２つ目からは有料）が含まれているので、用意するのは、竿とリールだけでよい。

仕かけは船長が自身で作ったオリジナルのもので、「高仕かけ」と言う、全長が15mほどの長い、加太伝統の仕かけだ。

エサの代わりに使うギジエ

毛糸のギジエ（赤、黒）

毛糸のギジエ（赤、黒）

ビニール（薄いピンク）

以上が畑中船長が当日、釣り人に指示していたギジエ。船長の予想通り、地の瀬戸やコマサキで釣れたアジは、毛糸と同じ大きさぐらいの小さなミミイカをたっぷりと捕食していた。この釣りはマッチザベイトが重要なので、船長の指示をしっかり聞いておこう。

釣り方

仕かけを底まで下ろせば、潮が流れている時は基本的にはステイ、または時おり竿先を大きく上げ下げするだけでよい。根掛かりが多い場所もあるので、注意しよう。

仕かけが着底したら、船長の指示ダナまで（当日はリールを10－15巻き程度）リールを巻こう。

アタリがあっても合わせず、焦らずゆっくりとリールをそのまま巻く、またはステイしたり聞き合わせるのがよい。

 

今期はアジの脂乗りがよく体高も抜群だ。マダイはこれから産卵を終えて回復期に入る。これから面白さが増す加太のギジエ釣り。

今回の記事を参考に、ぜひ加太へと行ってきてほしい。