特大級のチヌが狙える
魅惑のエリア”串本”
例年、この時期になると、和歌山・串本のカセでとんでもない釣果が上がり出す。それは、特大級の「チヌ」だ。

▲人気のターゲットのチヌ(クロダイ)
さまざまなエリア、釣り方で狙うことができる、人気のターゲットで、多くの人が50cmを超える「年なし」と呼ばれる大型チヌを狙っているが、なかなか出合うことは難しい。
それほど「年なし」とは希少性が高いが、串本のカセでは、この時期になると、コンスタントに上がり、しかも、時には60cmオーバーの特大級が上がっている。

▲大型のチヌが期待できる、串本のカセ
そんな大型のチヌを狙おうと、串本大島の老舗のカセ釣り店「大裕丸」の岩谷昇船長に連絡を取り、過去に60cmオーバーを釣ったことがある、ベテランの子林氏に同行させてもらうことになった。

▲串本大島の大裕丸

▲過去の大物の魚拓がビッシリと飾られている、大裕丸の待合所
子林氏は今回、2日間の釣行で、1日目は「浅海」、2日目は「灯台前」のカセに上がった。子林氏はダンゴを使ったカカリ釣りでチヌを狙う。
オキアミやサナギ、コーン、ボケなど、さまざまなサシエをローテーションで使い、その日の状況に合わせて狙っていく。

▲子林氏が使用したダンゴ

▲サシエはオキアミ、エビ、コーン、サナギなどをローテーションして使う

▲オキアミ、コーン

▲ダンゴ釣りでチヌを狙う子林氏
50cmを超えるサイズになると、チヌの警戒心はひと際高くなり、アタリを引き出すのは、一筋縄ではいかない。
55.5cmのでかいチヌが登場!
初日こそチヌのアタリがなかったが、2日目の釣行では見事チヌを釣り上げた子林氏。
しかも、そのサイズは何と、55.5cmと見事なサイズ。

▲大裕丸の常連の子林氏。2020年の取材では、60cm超の特大級を釣り上げた実績がある、凄腕のチヌ釣り師だ。今回の2日間の釣行では、チヌ45~55.5cm3尾を釣り上げた
大裕丸の釣果を見てみると、50cmどころか、57.5cm、58.5cmと、60cmに迫るサイズが次々と上がっている。

▲6月20日松田氏チヌ58.5cm

▲6月25日杉原氏チヌ57.5cm頭に8尾

▲6月10日スタッフのゲン氏チヌ50cmとグレ49cmにヘダイ
年なしが十分期待できる、串本のカセ釣り。夢の60(ロクマル)を目指して、魅惑のエリアへと釣りに行ってみてはいかがだろうか?