そのPEライン、まだ捨てないで!「裏返す」だけで寿命が2倍になる、物価高時代のカンタン節約術

「結構使ったし、そろそろ替え時かな…」

愛用のPEラインに、劣化のサインを感じていませんか? かといって、高価なPEラインを頻繁に巻き替えるのは、物価高の今、お財布に厳しいのが本音です。

そんなジレンマを解決するのが、「PEラインの裏返し」。この一手間が、ライン寿命をほぼ2倍に延ばし、大きな節約に繋がります。

なぜ「裏返し」でラインが復活するのか?

PEラインの劣化は、紫外線や摩擦が原因。そして、そのダメージは実際に使っている「先端から数十メートル」に集中しています。

つまり、スプールの奥に眠っている大部分は、ほぼ新品同様なのです。

「ラインの裏返し」とは、この“未使用部分”を表舞台に出し、酷使した部分を奥に休ませる作業。これにより、フレッシュな状態で釣りを再開できます。

簡単!「ライン裏返し」実践ガイド

必要なものは、空のスプールが2つだけ。リールを2台お持ちなら、片方のスプールで代用できます。

【手順】

リールA → 空スプール① へ巻き取る

まず、リールから空のスプールへ、全てのラインを移します。

スプール① → 空スプール② へ巻き取る

次に、もう一つの空スプールへ再度ラインを全て移します。これでラインの順番が逆転します。

スプール② → 元のリールA へ巻き取る

最後に、元のリールにラインを巻き取ります。すると、今まで奥で眠っていたピカピカの未使用部分が一番外側に出てきます。
たったこれだけです。巻き替えの際に「PEラインコート剤」を吹けば、滑りが良くなり保護効果もアップします。

このひと手間がもたらすメリット

圧倒的なコスト削減: ラインの寿命が実質2倍に。1回3,000円のラインなら、年間で考えれば大きな節約効果です。

パフォーマンス向上: ラインのゴワつきがなくなり、キャストフィールが向上。飛距離が伸び、ライントラブルも激減します。

環境への配慮: ひとつのものを長く使うことは、ゴミを減らし、未来の釣り場を守る小さな貢献になります。

面倒<メリット。賢いひと手間で快適な釣りを!

わずかな手間で得られる「節約効果」と「快適な釣り」というメリットは計り知れません。

高価なルアーをロストするリスクを考えれば、健全なラインを保つことは最大の危機管理です。次の釣行準備に、「PEラインの裏返し」を試してみてはいかがでしょうか。あなたの釣りが、より経済的に、そしてより快適になるはずです。

各社からいろんなアイテムが登場しているので、ぜひチェックしてみてください!

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