7月6日、今期2度目の、大阪・上丸でテンヤタチウオを楽しんできました!
暑さと潮の関係で、出船は少し早めの4時半。ポイントは洲本沖。日が昇り始めた頃なので、テンヤはグローの入ったチャートカラーを選択。水深100m前後。底からジャーク&ステイの基本の誘いから、アタリダナを探っていきます。
90mを切った頃、アタリがでると、そのまま竿をサビいて誘い上げていき、アタリの強さがかわらないうちは、そのまま誘い上げ続け、強く引き込まれる瞬間を待ちます。
グッと強い引きを感じ、竿先が曲がったら、素早く合わせて、電動リールで一定速度で巻き上げてくると…水面に浮き上がってくる、キラキラと美しく輝くスレンダーな魚体。
竿を置き、リーダーを手繰り寄せ、船にタチウオが華麗に舞う瞬間。私は、この緊張と興奮と冷静さが入りまじった最初の1尾を釣り上げる瞬間が、たまらなく好きです。何度経験しても、何尾釣っても、この最初の1尾にときめいてしまうのです。
当日の釣行は、よい記事が書けそうだ!…と思ったのも束の間、よかったのは最初だけでした。中盤、満潮の潮止まりから、激ムズモードに。アタリも分からないまま、エサがすっかりとキレイに食べられていたり、とにかくアタリがだせない。釣れている人に誘い方を聞きに行って、同じようにしてもアタリがだせず。
竿の調子でも誘いがかわることもイメージしながら、あの手この手を使い、たまにコンとアタるものの、追わせられない…。腕の差を感じざるを得ませんでした。
あぁ…釣りというものは、好きだからといって、頑張ったからといって、上手くなるものではないのだと、地平線を遠く見つめて打ちひしがれてしまいました。この日の釣果は6尾。竿頭は19尾でした。
今年初開催となる「大阪湾タチウオQUEENバトル」に挑戦します!
今年初めて、上丸でタチウオQUEENバトルが行われます。私にテンヤタチウオの面白さを教えてくれた上丸でのQUEENバトルは、挑戦しない選択肢はないのですが、なかなか上達しない自分が嫌になり、村上船長に弱音を吐くと、「周りのことは気にするな」と一蹴されてしまいました。
バトルなのに…? と一瞬考えてしまいましたが、戦う相手は他人ではなく自分自身なのだと、すぐに理解しました。テンヤタチウオが、上丸が、好きだから挑戦する。上手くなりたいのは、どんな状況でもテンヤタチウオという釣りを楽しめるようになりたいから。その目的達成の手段として、QUEENバトルやKINGバトルがあるということ。
そうやって純粋な想いで楽しみ続けた先に、昨年よりも少し上達した自分がいることを信じて、テンヤタチウオがもっと好きになれるように楽しみながら、QUEENバトルに挑戦したいと思います。
梅しそ天ぷらとタチ重を紹介

タチウオの梅しそ天ぷら

タチ重(蒲焼き)