魚のヌメリ取りテクニック!もうヌルヌルしない簡単 下処理4選

釣ったばかりの魚についているヌメリ(粘液)は、魚の免疫システムの一部です。

元々、魚に備わっているとは言え、鮮度が悪くなるとヌメリも強くなる印象で、この夏場は、この下処理が意外な大仕事に。

ですが面倒なこのヌメリ取りですが、実は魚の身を清潔に保ち、生臭さを抑えて美味しく食べるためには欠かせない下処理なんです。

家庭でも簡単にできる効果的なヌメリ取り

ここでは、家庭でも簡単にできる効果的なヌメリ取りの方法を4つご紹介します。

1. 塩でこする

これが最も一般的で、非常に効果的な方法です。特に、ヌメリが頑固な魚に有効です。

多めの塩を振る: 魚全体に、粗塩や料理用の塩をたっぷりとまぶします。
こすり洗い: 塩をまぶしたまま、魚の頭から尾にかけて手でゴシゴシとこすり合わせます。すると、ヌメリと塩が混ざり合ってペースト状になってきます。
しっかり洗い流す: ヌメリが取れたら、冷たい流水で塩分をきれいに洗い流します。

2. 熱湯をかける

この方法は、大型の魚や、ヌメリが多い魚を処理する際に便利です。

お湯を沸かす: 鍋にたっぷりのお湯を沸騰させます。
魚にかける: シンクや大きめのボウルに魚を置き、熱湯を全体にゆっくりとかけます。
こすり取る: ヌメリが白く固まって浮き上がってくるので、包丁の背やスプーンなどを使って優しくこすり取ります。
冷水で冷やす: ヌメリが取れたら、身に熱が入るのを防ぐためにすぐに冷水で冷やし、残ったヌメリを洗い流します。

3. 包丁やスプーンでこそげ落とす

これは素早くヌメリを取りたい時に便利な方法ですが、少しコツが必要です。

魚を固定する: 魚の尾をしっかりと押さえ、滑らないようにします。
こそげ落とす: 包丁の刃を立てないように、背や腹側の側面を使って、尾から頭に向けてこそげ落とすようにヌメリを取ります。
洗い流す: 冷たい流水で残ったヌメリを洗い流します。

4. 酢を使う

酢はヌメリを取るだけでなく、魚の生臭さを抑える効果もあります。

酢水を作る: ボウルに水と酢を1対1の割合で混ぜたものを用意します。
洗う: 魚をその酢水に数分間つけ置きするか、魚全体に酢水をかけて洗います。
冷水で洗い流す: 最後に冷たい流水で、酢の匂いが気にならない程度にきれいに洗い流しましょう。

どの方法でも、ヌメリや下処理に使う専用のブラシや手袋を用意しておくと、手が汚れるのを防げます。

ヌメリを取り除いた後は、魚の身をキッチンペーパーなどでしっかりと拭いてから調理に進むと、さらに美味しく仕上がります。

これらの簡単な方法で、釣ったばかりの魚を清潔に下処理して、美味しいごちそうに変えてくださいね!

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