誰も読めない試合展開…ただ、1人の勝者だけがその先に進める。そんな真剣勝負に挑んでみませんか?

大阪湾タチウオKINGバトル予選の取材に潜入!

今回は、大阪・忠岡から出船している、ふじたやさんの9月17日(水)の予選に行ってきました。

ふじたやの詳しい情報を見る

2025年9月17日(水)ふじたや予選

前回の予選取材は、9月7日(日)、兵庫・須磨のDAIYUMARUさんで神戸沖でした。この時、11代目KINGの小牟田俊寿さんが53尾と、他を圧倒する釣果で予選通過されましたが、今回は洲本方面。どういった展開が待っているのでしょうか?

この日はふじたや2号艇で出船

5時半にふじたやの受付に集合し、6時に出船。座席はあみだくじで決まります。

予選にエントリーされている11人以外にも、この日は乗合のお客さんも多く、満船。

あみだくじで決まった釣座に着き、出船。「洲本沖へ行く予定」と話していた船長でしたが、7時20分頃に着いたのは、アカマツ。さっそく競技がスタートしました。

船団のできるアカマツ。タチウオの反応はあるも、小型が多かった

水深77m、ポロポロとタチウオが上がりますが、サイズが小さいため、1時間ほどして船長が「移動します」とアナウンス。

アカマツから洲本沖に移動

洲本沖。神戸沖と二分するタチウオの人気ポイントですが、複雑な潮の攻略が必須

8時45分に洲本沖に到着。水深100m超の深場です。

「40mまで反応がびっしり」との船長の言葉通りに、1回目の流しでは入れ掛かり状態。手返しのよさで釣果が決まる様子、というよりも、全層にタチウオがいすぎて、底の方までいかないという状態でした。

ただ、それによりトラブルも多発…。2枚潮も強烈なタイミングがあり、オマツリも多発。釣座の有利・不利も出てきます。

それだけでなく、タチウオ自体にラインを切られてしまったりと、テンヤロストや高切れもあり、一筋縄ではいかない展開に…。

そんな中、コツコツと数を重ねていく予選参加者の皆さん。

10時台には、メーター超にも迫る良型も続々と上がるタイミングもあり、盛り上がります。

平均的なサイズはF3です。手返しよく浅ダナを狙って数を稼ぐ予選参加者の皆さんですが、同尾数勝負になった時のためにも、大型のタチウオもゲットできれば安心ではありますね。

藤原さんがキャッチした良型タチウオ

川原さんも幅広のタチウオをキャッチ

山口さんもこのサイズ!

オマツリのライントラブルも引き続き多発しますが、「こっちで上げます」や、対応後には「ありがとうございます」と釣り人同士で声を掛け合うことで、気持ちよく釣りができます。皆さん意識されているマナーではありますが、今一度見直してもらいたい部分でもあります。

競技終了の30分前…

さて、時間も経過して13時。終了時間は13時半で、ラストスパートに掛かる参加者の皆さん。

中でも圧巻だったのが、超浅ダナで怒涛の連発を続けた、左舷胴の間の原田さん。

ほかの選手が柔らかいジャークで誘ったり、ストップ&ゴーでアタリを出していく中で、力強いジャークをメインにスピードのある展開でタチウオのスイッチを入れて、入れ掛かり状態に。

最後までそのペースは落ちず、13時半の競技終了時間を迎えました。

ふじたやさんでは、帰港中に中乗りさんがタチウオの数を数えるスタイルで検量。

よく釣られていたミヨシ寄りの参加者は40~50尾の中、頭が抜き出ていたのが、92尾という釣果の原田さんでした。

右舷胴の間の今村さんが僅差の90尾

しかし、圧倒的な差が付いていたかと思われたのですが、コンパクトな誘いで静かに淡々とタチウオを釣り続けていた、右舷胴の間の今村さんが次点で、90尾と肉薄。これにはトップの本人も含めて、全員が驚きを隠せず…。

今村さんに聞くと、ライントラブルで釣りが数分中断した時間もあったとのこと。

本当に分からない試合展開でしたが、予選通過の原田隆司さん、おめでとうございました!

予選勝者の証、セミファイナルへの案内が入ったピンクの封筒を手に、安堵の表情の原田さん

予選の数だけドラマがある、大阪湾タチウオKINGバトル

予選の数だけドラマがある、大阪湾タチウオKINGバトル。惜しくも通過できなかった参加者の皆さんも、予選はまだまだ続きますので、ぜひドラマの主役になってください。

猛者たちが一堂に集結するセミファイナル、もちろんその先にはファイナルも待っています。ぜひ、挑戦を。

詳細はタチウオKINGバトル公式サイト、予選開催情報や結果などの最新情報はコチラをチェック!

また、公式フェイスブックページ公式Xでも、更新状況を配信中。ぜひフォローしてくださいね!

ランキング

釣り場・釣り船の情報をまるっとチェック!