初代QUEENを決する、「大阪湾タチウオQUEENバトル2025」。
大阪・泉佐野の上丸で予選3回を行い、各予選上位3名が決勝へと進出。その決勝戦が9月27日(土)に上丸にて開催されました。
今期絶好調のテンヤタチウオですが、決勝当日も高活性で、誰が勝ち上がるか分からない展開に。そんな中、上位3名は70尾以上をキャッチするという結果となり、熾烈な争いとなりました。
そんな上位3名の当日のパターン、タックル、戦略について伺ったので、ご紹介します。
優勝・翁柳霞さんの戦略
79尾釣り上げ、最後は長寸勝負で優勝を勝ち取った翁さん。
エサはほぼサンマで通したそう。テンヤのカラーについては、朝の暗い時間帯はオールグローで、日が上がってからはゼブラ系に反応がよかったとのこと。
一番よく当たったタナは、9~40mだそうですが、朝は60~70mの深いタナで、日が上がってくると群れが浮いてきたので、浅ダナで勝負。そして、終盤にはまた深いタナに変わったので、それに合わせて探っていったそう。
誘いは、ジャークを1or2回からのハンドル2回転を基本として、細かくレンジを刻んでいかれました。
タナをイチ早く見付けられたことが一番の勝因。指示ダナから5m刻みに探っていき、タチウオの濃い層を早く見付けだし、そこを集中して攻めたそうです。
正確にタナを刻み、誘い続ける。静かにタチウオと向き合う姿勢が素敵だった翁さん。競技中は黙々と釣りをされていましたが、お話を聞くと、釣り歴が3年で、旦那さんといろんな釣りをされるそうですが、今はタチウオ釣りが楽しくて仕方ないそうです。
■使用タックル
ロッド:極鋭タチウオテンヤSP EX91-170
リール:シーボーグ200J
テンヤ:船タチウオテンヤSS TG
第2位・金森麻希子さんの戦略
1位と同数で長寸勝負で、悔しくも2位となった金森麻希子さん。
エサはサンマをメインに使用し、アタリが遠退いた時にイワシにチェンジ。
タナは30mより上も頻繁にあり、60~85mなど、いろいろあったそうです。
誘い方は、深場はテンヤをはっきりと動かしたいので強めのアクション、浅場は基本、カーブフォールで狙われたとのこと。
大阪湾タチウオKINGバトルの予選はすでに通過し、セミファイナルへ進出している金森麻希子さん。「この悔しさをバネに、KINGバトルからファイナルへ進めるよう、頑張ります」と意気込みを話してくださいました。
■タックル
ロッド:極鋭タチウオテンヤSP EX82-174
リール:シーボーグ200J
テンヤ:船タチウオテンヤSS TG
3位・小池咲子さんの戦略
細かめのジャークを入れてからのフォール、もしくはストップなどを駆使してアタリを引き出していた小池咲子さん。
中盤の浅ダナでアタリがあった時は、カーブフォールを多用されたそう。
タナは船長の指示ダナを探ったり、フォール中にアタって見付けたタナを中心に狙ったりしていったとのこと。
テンヤカラーは、前半はフルグロー、後半はゼブラを使用。エサはサンマのみを使用。軟らかめの身が好みだそうで、こまめに付け替えることを意識したそうです。
金森麻希子さん同様、セミファイナル進出はすでに決められている小池咲子さん。「次も頑張ります!」と笑顔で答えてくださいました。
■タックル
ロッド:メタリアタチウオテンヤSP82-175
リール:フォースマスター601DH
テンヤ:船タチウオテンヤSS TG
以上、上位3名の戦略でした。
スピーディーにタナを見付けだし、取りこぼしなく釣り上げる。パワフルな男性のゲーム展開とはまた違った、女性ならではの、軟らかくてしなやかな動きで、丁寧に釣っていく姿が印象的でした。
ファイナルへ進出した翁さん、セミファイナルからファイナル進出を狙う金森さんと小池さん、頑張ってください!
「大阪湾タチウオQUEENバトル2025」は幕を閉じましたが、「大阪湾タチウオKINGバトル2025」は絶賛開催中です。
セミファイナル進出を決める予選は10月19日(日)まで各地で開催されますので、ぜひエントリーして、
ハイシーズンのテンヤタチウオ釣りを楽しんでくださいね!
大阪湾タチウオKINGバトル公式サイトは↓コチラ↓