捨てたら損!余った虫エサが「万能エサ」に大変身…「塩締め虫エサ」の作り方。

釣行で余ったアオイソメやイシゴカイ、どうしていますか?

もしそのまま処分してしまっているなら、非常にもったいないかも。余った虫エサは塩締めにすることで、長期保存が可能になるだけでなく、生エサにはないメリットを持つ「万能エサ」に生まれ変わるんですよ。

今回は、誰でも簡単にできる「塩締め虫エサ」の基本的な作り方を紹介。

塩締め虫エサの強力なメリット

生エサを塩で締める(水分を抜く)ことで、以下のような絶大なメリットが生まれます。

長期保存OK! 冷凍庫で数ヶ月〜1年程度の長期保存が可能になります。冷蔵だと2~3週間ほど保管可能。ストックしておけば、急な釣行や「エサを買い忘れた!」という時にも安心です。
エサ持ち抜群! 水分が抜けて身が締まるため、フグやベラ、カワハギといったエサ取りの猛攻にも耐えやすくなります。遠投(投げ釣り)でエサがちぎれてしまうリスクも大幅に軽減されます。
針に付けやすい! 生エサ特有のヌメリや、ウネウネとした動きがなくなります。そのため、手が汚れにくく、驚くほどスムーズに針付けが完了します。

もちろんデメリットもあり、生の虫エサに比べ動きがない分、アピールが弱かったり、そもそも塩締めする手間が掛かったりと、当然欠点もあります。

それを踏まえて、ご覧ください!

準備から仕上げまで! 塩締め虫エサの作り方

準備するもの

ご家庭にあるもので簡単に作ることができます。ですが、絶対にキッチンで使っているものは使用しないでください。衛生面もですが、奥さんに…怒られます(汗)。

・余った虫エサ(アオイソメ、イシゴカイなど)
・塩(食塩。安いものでOK)
・ザル、ボウル
・キッチンペーパー(または新聞紙)
・タッパー、ジップロックなどの密閉保存容器

基本ステップ

作業は非常にシンプルです。「塩をまぶして、水分を抜き、乾かす」だけです。

STEP 1:洗浄

余った虫エサをザルにあけ、海水または真水で軽く洗い流します。 砂、汚れ、バーミキュライト(購入時に付いてくる茶色い粉)を落とします。この時、弱ったり死んだりしている個体がいれば取り除いておきましょう。

STEP 2:塩締め(水抜き)

ボウルやポリ袋に、洗浄して軽く水気を切った虫エサを入れます。 そこへ、虫エサが隠れるくらいたっぷりと塩を振りかけます。ケチらずに使うのが成功のコツです。 全体に塩がまぶさるように軽く混ぜ、そのまま1〜2時間ほど放置します。虫エサから水分(ドリップ)が大量に出て、身が締まってきます。

STEP 3:乾燥

塩漬けにした虫エサを取り出し(この時、出てきたドリップは捨てます)、キッチンペーパーや新聞紙の上に広げます。 イソメの表面の水分をペーパーでしっかり拭き取ります。そのまま風通しのよい日陰で、好みの硬さになるまで乾燥させます。

STEP 4:保存

好みの硬さに仕上がったら、タッパーやジップロックなどの密閉容器に入れて冷凍庫で保存します。これで完成です。

余った虫エサで作る「塩締め虫エサ」は、節約になるだけでなく、実釣性能も高い非常に便利なアイテムです。1度作って冷凍庫にストックしておけば、急な釣行や「あと少しエサが欲しい」という時にも大活躍します。

次の釣行でエサが余ったら、ぜひチャレンジしてみてください。

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