トモチンがチャレンジ!サケの有効利用調査!

寄稿:トモチン

トモチン プロフィール

松竹芸能所属。 和泉市PR大使。 自称「シンガーソングライダー」歌って、ハーレーダビッドソンで走るアーティスト。 飲料メーカー「サンガリア」でおなじみの歌「イチ、ニ~、サンガリア♪」のサウンドロゴを長年歌っていた。バイクTV番組「Like a wind」出演中。 週刊「釣場速報」にて「トモチンのおさかな珍喜劇」を執筆中。

毎年恒例になってしまっている釣りがある。

なぜ「なってしまっている」のか。

釣れないから卒業できないのである。

もちろん、釣れたとしても記録更新を求め、毎年通う自分は想像はできる。

そして今年も行ってきたのは、石川・手取川での「サケ有効利用調査」という名の釣りである。

約1カ月の期間限定のターゲット、過去の実績は

約1カ月間(今年は10月29日~11月23日)行われる。

ソ上するサケの体長測定などの資料収集を目的とした調査で、事前申し込みをし、抽選に当たった者だけが、サケを狙うことができるのだ。

私は今回で4年目となるが、毎年いろんな事件が待ち受けている。

1年目、極寒の雨風アラレの中、震えながらの2日間に渡るボーズ。

2年目、ソ上が例年の6割減の厳しい中、爆風と雨でライジャケは開き、ウェーダーに穴があき、冷水が浸透する2日間に渡るボース。

3年目、スタートからリールのハンドルを紛失、奇跡的に発見。

夢のサケをヒットさせるも、ランディングの最後で、ルアーがネットに引っ掛かり痛恨のバラシ。

いざ、今年のチャレンジ

そして今年。

コロナ渦もあり、例年よりも参加人数の枠が狭い。

何と、抽選にまさかの落選。

日をかえ、再度申し込み、権利を得た。

左岸、右岸とあり、競争率と金額は高いが、釣れる可能性も高いと言われる左岸をチョイス。

リールのハンドルもしっかりと確認し、挑んだ。

ポイントに着くと、川は穏やかだった。

というよりも流れがない。

「ここは湖か⁉」と言うほどに。

ルアーは「サケトレーラー」と言うスプーンにタコベイトを付けたもの。

ボトムを、ゴロゴロと石を感じながらに近い状態で、漂わせるようにドリフトさせるのだが、穏やかすぎて流れないのだ。

勝負の朝イチ、誰の竿も曲がっていなかった。

今年は、過去3年に比べ、釣果はよさげなのに。

肝心の川は流れないのに、時間だけが流れていった。

同行者にはヒットする

と、その時、同行していた釣場速報の本紙「ノミラボ」でおなじみのnomiさんにヒットするも、釣れたのは、天国へ旅立とうとしていたオスのサケだった。

8時間投げ続けるも、左岸で釣れたサケを目にしたのは2尾だけ。

サケを感じたのは、お昼に食べた、お約束の「イクラおにぎり」のみである。

前日は43尾も釣れていたのに、最悪な日に当たってしまったと思いながら終了。

受付に行くと、当日の釣果が記載されていた。

「12尾」という数字が。

金額も可能性も高かった左岸ではなく、ほとんどが右岸だったようだ。

ガッデム! 今年も私は留年となった。

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