釣りの秋、各魚ともに活性が高まる好期です。
なので、ビギナーやお子さんたちが釣りを始めるにあたっては最高の季節ですね。
先日、釣りの大先輩から「エエとこ見つけたから、子供さん連れて出ておいで」とお誘いがありました。
聞けば、「足場のイイ、車横付けの岸壁からハゼが入れ食い」とのこと。
子供の釣りデビューには、サビキかチョイ投げなどの簡単な釣りがイイと思っていた筆者は、「これだ!」とばかりに、案内してもらいました。
大阪市内からアクセス至便の超近場でハゼが釣れる!
ハゼと聞けば、大阪近郊では淀川など、河川の河口が有名ですが、今回の釣り場は泉州・貝塚港。
大阪市内からは1時間圏内の超近場です。
しかも車横付けで、足場が完璧の岸壁。子供連れには最高のスポットです。
その釣り場風景がこちら↓

この日は日曜日と言うこともあり、子供連れを含めた多くの釣り人で賑わっていました。
実釣開始、即ハゼが入れ食い!
そして、驚いたのが、その食いっぷり。
事前に「入れ食いやで」と聞いていましたが、到着したのは真っ昼間。ボツボツ釣れればよいかな、ぐらいに思っていましたが、先に仕かけを入れた先輩がすぐにリールを巻き始めて「ほら、釣れたで!」。
こちらは息子に竿を渡して、リールの扱い方を教えた後に、仕かけとエサを付けて竿下に下ろさせると、すぐに穂先がブルブルっ!
んっ!「もうアタリ?」と驚きながらも、「それ釣れてるよ」とリールを巻き上げさせると、ナント3本針の仕かけにハゼが3尾!

▲いきなりのトリプルヒットにご満悦の息子と、案内してくれた筆者の大先輩
1投目の即ヒットに、ご機嫌でした(笑)。
その後もハゼのアタリは止まりません!
10cmちょいの小さな個体が多いので、アタリの割には掛かりませんが、ず~っと入れアタリ。
底まで下ろして糸フケを取り、底でオモリを軽くトントンと2、3回小突いてオモリを少し浮かした状態でアタリを待てば、すぐに穂先がブルっ、ブルブルっと震えます。
投入の度に穂先が動くので、初めての子供でももう夢中。

▲ダブルも多々
素針を引くことも多々ありましたが、次々とハゼを釣り上げていき、針外しとエサ付けの作業で、こちらも大忙し。
あっと言う間に、水汲みバケツにハゼが増えていきました。

▲ほんの短時間でハゼがたくさん
途中、ハゼ以外にもコッパグレやヒイラギも、たまにまじったりしました。

▲仕かけが浮くと、コッパグレの率も少し上がった

▲小型過ぎたのでリリースしたヒイラギ
ですが、釣れた魚の9割以上がハゼ。
この日は3時間ほどの短時間の釣りでしたが、釣りが初めての息子でもハゼを50尾オーバー!
「もう帰ろうか?」と声を掛けた時にも、すぐにヒットしました。

▲大先輩に教えてもらいながら楽しめた1日でした
この笑顔が物語るように、初めての釣りでも大満足で竿を置きました。
この釣り場にもよく通う先輩に聞くと「ここでハゼが、こんなに釣れるのは珍しいけど、直近3回(先輩は連絡をくれた2日前と前日にも調査で釣行)は、ずっと入れ食い。水温がガクンと下がるまでは釣れるんちゃうか」とのこと。
大阪近郊の足場が安全な場所で、こんなにアタリがあってハゼがたくさん釣れるなんて、そうそうありません。
この秋にファミリーフィッシングを考えているお父さん、お母さん、子供に釣りデビューさせる大チャンスですよ!
しかも、「車のドアを開ければ、そこが釣座」っていうのも最高ですよね!
ハゼの仕かけ&釣り方
ここでは当日使用した仕かけやエサ、釣り方などを簡単に。

ハゼが小さいので、竿は食い込みがよく、アタリが分かりやすいモノがオススメ。筆者はメバリングロッドを使いました。
震えるような、微妙なアタリも分かりやすかったです。
足元で水深が5、6mほどで、潮の流れがほとんどなかったので、オモリは慣れた人なら3号程度でもOK。釣りが初めてでも10号あれば、確実に底が分かります。
仕かけは小型天ビンに、船キス用の2、3本針を使用。針は競技用7号などを使いました。

▲小型の天ビンなら何でもOK
エサは石ゴカイ。近くのTポート貝塚店で買った500円分で、入れ食いにも関わらず、十分に遊べました。

▲1人500円分もあれば、十分遊べる
刺し方は1匹刺しでもよいし、半分に切ってもOK。どちらでもアタリはあるので、好みの刺し方で。

▲カットするのが面倒なら、石ゴカイの1匹刺しで
釣り方は超簡単!
仕かけをセットして、エサを付ければ、底に落として糸フケを取るだけ。
これで2、3回ゆっくりトントンと底を小突くように仕かけを動かしてアタリを待てばOKです。

当日は早ければ数秒以内、長くても20~30秒待てばアタリがでました。アタリがない時は、確実にエサがありません。なので、「釣れないな」と思えば、エサの確認をしましょう。
これは、先輩も筆者も実釣を経て感じたことですが、ポイントは“足元”。
途中、チョイ投げして探ったりもしましたが、アタリが頻繁に出るのは岸壁からほんの5m以内までが圧倒的でした。
だから、竿下狙いが1番です!
投げなくてイイので、初めての人にもピッタリです。
以上が、大阪・貝塚港のハゼ釣りのご紹介。
例年にない釣れっぷりなだけに、いつまで釣れるかは分かりませんが、今(10月20日現在)なら、ず~っと入れ食いモードでした。
ファミリーフィッシングに出掛けるなら、ココのハゼ釣りがイチオシですよ!























