
手前だけではなく、奥にまでずらりと並んだ鋭い歯、大きい口。
まるで怪獣のようなこの魚、知っていますか?
釣り人の外道でお馴染み「エソ」

エソは待ち伏せ型の肉食魚。砂底や岩の影に隠れ、目の前を通る獲物を丸呑みにします。
そのために必要なのが「ぜっっったいに逃がさない歯」。
歯はすべて後ろ向きに生え、噛まれた獲物は後退すればするほど深く刺さる。上下の顎だけでなく、口の奥の喉のほうにまで歯が生えていて、飲み込みをサポートしているんだとか。

力よりも数で勝負
この見た目で意外なのが、エソの顎の力はそれほど強くないということ。
それでも獲物を逃がさないのは、たくさんの歯が少しずつ獲物を固定するから。
顎の力が弱い分、魚の体をがっちりホールドするための工夫というワケなんだそうです。

とはいえ、ここまでデカいエソはマジで怪獣。
ルアー釣りの場合は、できるだけで会いたくないものです……。

























