ワンダッシュでラインが100m出される壮絶なモンスターとのバトルを味わえ!【ついにシーズン開幕、タルイカ】(福井・敦賀 竹宝丸)

ヒットした瞬間から、いきなりドラグを滑らせて、100mもラインが引き出される引きって、想像できますか?

マダイやメダイ、青物の大型でも、せいぜい数十mも走れば止まります。

それが1度の引き込みで100m!

もうマグロやカジキレベルでしょうか。豪快と言うより、壮絶。やり取りではなく、バトルと言ってもイイぐらいの引き。

そんな想像を絶する釣りが楽しめるのが、タルイカジギングです。

ついに開幕、敦賀沖のタルイカ

タルイカ(和名:ソデイカ)は、近海で狙える最大級のイカで「モンスタースクイッド」とも呼ばれています。そのタルイカジギングが盛んなエリアが、若狭のイカ処・敦賀沖。

例年なら夏頃からイカメタルにまじってその気配が見え始め、10月に入る頃にはシーズンが開幕しますが、今期はその気配すらなく、シーズン到来が心配されていました。

それが10月末に敦賀の船では今季初のタルイカが登場。ようやく、その号砲が鳴らされました。

タルイカジギングのパイオニアの1隻として有名な色浜の竹宝丸でも、11月に入って出船が本格化。待望のタルイカが上がり始めています。

11月8日に第1号ほか、計3バイ

竹腰船長に聞けば、「この日(11月8日)は、早い時間帯の19時半頃から気配が出始め、70~80m付近のタナで(竹宝丸での)今期1パイ目がヒット」したそうです。

これを上手く取り込み、8kgオーバーをゲット。

船長からの特別企画で、「今期の竹宝丸第1号のタルイカを釣った人に特別な賞品をプレゼント」と宣言していた通り、非売品の限定カラー「ゴールデンタルブリッド」が進呈されました。

▲竹宝丸今期第1号を上げて記念品のゴールデンタルブリッドをゲットした釣り人

片目が開いたこの日は、まだ止まりません。

続けて、すぐに同じタナでもう1パイ。

どちらもタルイカ狙いの基本パターン、ロングステイ中に、グイッと穂先を引き込んだそうです。

モンスタースクイッドは水面でヒット!

両目が開いた竹宝丸では、これだけに留まらず、さらなるクライマックスが待っていました。

それが冒頭の話。

特大のタルイカのツガイが水面に浮いてきたそうで、これを狙ってキャストした釣り人のジグに上手くヒット。

ワンダッシュで100mもラインを出される引き

掛けたタナは水面でも、この後ノンストップで100mまでラインを出されたとか。

これだけの引き、もうタマリませんね!

「緊張感がタップリのやり取りでした」と船長が言うように、皆が見守る中、取り込まれたのは今季初の10kgオーバーのタルイカ。

帰港後の検量では12.59kgです。

竹宝丸では、翌日の9日にも出船。

前日に比べれば小ぶりだったものの、しっかりと1パイの本命をキャッチ。

タルイカの気配は十分に増してきています。

遅れ気味どころか、ひと月以上のかなり遅い釣れ出しとなった今期のタルイカですが、大型まじえて上がり始めたのは事実。

これから年明け頃までは、あのモンスタースクイッドとのバトルに挑戦できそうです。

タルイカにハマっているファンも、まだこの釣りを体験したことがない方も、ラインの出が止まらない引き、敦賀沖でぜひ体験してみてください。

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