生粋のアングラーなら、冬場でも関係なく釣りに行くという方も多いかと思います。
そんな方は、やっぱり防寒対策も完璧!かと思いますが、今回は、「意外と見落としがちな防寒テクニック」を1つ紹介したいと思います。
それは、高価なアウターの話ではなく…1番下に着る「肌着」の話。
その肌着、もしかして「綿(コットン)」ですか?

冬の防寒、「寒いからしっかり着込もう!」と、普段着ている綿(コットン)のTシャツや保温肌着を1番下に着ていませんか?
肌触りもいいし、温かそうに感じますよね。でも、冬のアウトドアにおいて、それは残念ながら「正解」ではないのです。むしろ、それが寒さの原因になっているかもしれないんです!
「え?冬に汗なんてかかないよ」と思うかもしれません。 でも、釣り場では意外と汗をかいています。重いタックルを持って歩いたり、仕掛けを準備したり、船上で揺れに耐えたり…。防寒着の中は、結構蒸れているもの。
ここで綿の肌着が問題になります。 綿は「吸水性」は高いのですが、1度吸った水分をなかなか乾かしてくれない、「速乾性ゼロ」の素材なんです。
つまり、かいた汗で濡れた綿のシャツが、冷たい「濡れ雑巾」のように肌に張り付いたままになってしまう…。
この濡れた肌着が、冬の冷たい外気によって一気に冷やされ、あなたの体温を内側から猛烈な勢いで奪っていきます。これが、恐ろしい「汗冷え」の正体です。
どんなに高価な防寒アウターを着ていても、肌着が濡れていては全く意味がありません。内側から保冷剤を当てているようなものですからね。
冬のアウトドア、肌着は「乾く素材」が正解!

冬のアウトドアで1番下に着る肌着は、汗をかいてもすぐに乾いてくれる「吸汗速乾」の素材(ポリエステルなどの化学繊維や、高機能なウール)を選ぶのが鉄則です。
綿(コットン)は、普段着や寝間着としては最高の素材ですが、汗をかく可能性のある冬のアウトドアシーンには、残念ながら不向きなんですね。
高価な防寒着を買う前に、まずは1番下の肌着の「素材タグ」をチェックしてみてください。それだけで、あなたの冬の釣りが驚くほど快適になるかもしれませんよ!

ちなみに筆者は、真冬でも必ずエアリズムを着ています(笑)。

























