これまで明邦化学工業「アジカンサイクロン」の水流システムや、アジを活かす機能については何度か記事にしてきました。
しかし、実際に現場で使うと、もう1つ大きな魅力に気づきます。それは「運ぶのがとにかくラク」だという点。
今回は難しい機能の話は抜きにして、ヤエン釣りやノマセ釣りで避けては通れない「駐車場から釣り場までの移動」が、いかに快適になるか、その「持ち運び性能」だけに絞ってご紹介します。
今回は「運びやすさ」に注目。車から釣り場までの移動が劇的に変わる話

ヤエンやノマセ釣りで1番の重労働といえば、活きアジの運搬。 これまでは、アジカンサイクロンの代名詞である「サイクロン水流」がいかにアジを元気に保つかをお伝えしてきました。
ですが、愛用者が口を揃えるのは「これを使うと、移動で疲れない」という点。 車を停めてから堤防や磯まで歩くとき、このアイテムを選ぶだけで体力の消耗がまるで違います。なぜ、ほかの入れ物ではなく、これが移動に適しているのか。その理由をシンプルに解説します。

アジを運ぶとき、よく使われるのがソフト素材のバッカンや、保冷力の高いクーラーボックス。でも、歩いて運ぶとなると、それぞれに困った弱点があります。
ソフトタイプのバッカンは軽いのですが、水を入れるとパンパンに膨らみます。持ち手を持って歩くと、水が波打って形が変わり、ボヨンボヨンと跳ねて足に当たったり、重心が定まりません。これが地味に手首や腰へダメージを与えます。
一方、クーラーボックスは丈夫ですが、箱そのものが重すぎます。水とアジを入れるとズッシリとした重量になり、片手で持ち続けるのは修行のよう。距離があると、途中で何度も休憩したくなるはずです。

そこでアジカンサイクロン。一見ただの四角い箱ですが、肩にかけて歩くとその違いは歴然。移動のストレスを消すための工夫が詰まっています。
1. 腰にピタッと沿う「長方形」
丸いバケツとの決定的な違いは、この形。 横長の長方形なので、ショルダーベルトを肩にかけたとき、平らな面が体の側面にピタリとフィットします。 歩いても容器がクルクル回ったり、バタバタ暴れたりしません。体に密着してくれるので、無駄な力を使わずにスタスタ歩けます。
2. 水が入っても歪まない「ガッチリボディ」
本体はとても硬いプラスチック製。満タンに水を入れても、ソフトバッカンのように変形しません。 中の水が揺れにくく、重心が一定に保たれるため、「おっとっと」とバランスを崩すシーンが減ります。
3. 手ぶらになれる「ショルダーベルト」
水が入った10kg近い重さを、手だけで持つのは大変。 付属の幅広ベルトを使って肩で担げば、体感重量はグッと軽くなります。さらに、両手が空くのが最大のメリット。ロッドケースや道具箱を一緒に持てるので、車と釣り場を何度も往復する手間がなくなります。
釣り場に着く前に疲れていませんか?

出典:明邦化学工業
アジが元気なのはもちろん大事。でも、それを運ぶ人間がヘトヘトになってしまっては、肝心の釣りを楽しめません。
ソフト素材のような頼りなさがなく、クーラーボックスほど重くない。 「硬くて四角い」アジカンサイクロンなら、駐車場からポイントまでの道のりが、ただの移動から快適なウォーキングに変わります。次の釣行は、この相棒と一緒に足取り軽く向かってみてください。
| サイズ | 素材 | 備考 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 383×228×232mm | 本体:特殊ブレンド耐衝撃性コーポリマー 中蓋:ポリプロピレン 蓋:ポリエチレン 水流ユニット:ABS |
最大容量12ℓ エアストーン・ホース付 ベルト付 |
5940円 |
■推奨エアーポンプ
Hapyson:YH-735C、YH-734C
FUJI-TOKI:FP-1000、FP-2000
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