スーパーのカツオに感じていた “あの生臭さ”

これまで自分が食べてきたカツオのタタキは、ほとんどがスーパーで買ったもの。
「美味しい」と思いながらも、どこかカツオ特有の生臭さを感じていて、それは魚の性質上しかたないものだと思っていた。
和歌山・串本で初めてカツオを釣った

先日、とあるご縁で和歌山・串本の「タイガーフィッシング 奏丸」でカツオを釣る機会があった。イワシのフカセ釣りでの1本。
船長は初心者の自分に優しく、エサの付け方から釣り方、アワセ方、ファイトまで丁寧に教えてくれ、安心して釣りに集中できた。しかもエサ・氷付きで、初めてでも本当に心強い環境だ。

▲ファイトのサポートもしてくれる船長

▲糸が切られれば、結び替えもしてくれる。なんとホスピタリティに溢れる船宿だろうか
釣った翌日に食べたタタキが別物すぎた

釣った翌日に、そのカツオをタタキにして食べた。藁焼きは流石に家ではできないので、ガスバーナーで炙ってみた。
ひと口食べた瞬間、あまりの美味しさに思わず箸が止まった。
旨さはしっかりあるのに、生臭さが一切ない。何口食べてもまったくクサくない。温かい白ご飯と合わせても、ただただ旨い。
「カツオって、こんなに美味しい魚だったのか」と心から驚かされた。
そもそも、腹を出したときにこの内臓を見て驚いた。こんなにも脂を巻いているものなのか? と。

日本人がカツオを愛してきた理由が腑に落ちた。ここまで臭みがなく、純粋に旨さだけを感じさせるカツオに出会ったのは初めてだった。
日本人が昔からカツオを大切にし、愛してきた理由が、ようやく実感をもって理解できた。
タイガーフィッシング 奏丸のサポートに感謝

今回の体験は、タイガーフィッシング奏丸の丁寧なサポートなしには味わえなかった。
船長は終始あたたかく、初心者の自分をしっかりフォローしてくれた。
この釣行が、自分の中で忘れられない大切な思い出になったのは間違いない。

























