秋も深まり、冬の足音が聞こえ始めた11月後半。 関西の釣り人にとって、この時期の明石沖はまさに「食の宝庫」であり「釣りのパラダイス」です。
脂が乗って強烈な引きを見せる「青物」。 テクニカルな駆け引きと極上の食味がたまらない「ショウサイフグ」。 そして、ドラゴン級の大型が狙える「タチウオ」。
これら3大人気ターゲットが、今、明石の老舗釣り船「名田屋」で一斉に好釣果を叩き出しているのをご存じでしょうか? 今回は、11月17日~26日の最新釣果をもとに、その熱狂ぶりをレポートします。
①【ノマセ釣り】丸々肥えたメジロ・ブリが連発!

11月21日のブリ11.5kgの釣果
まずは、豪快な引きが魅力のノマセ釣りから。 秋の深まりとともにベイトを飽食した青物は、今が一番脂が乗っている最高のシーズンです。
名田屋の11月17日~26日の釣果を見てみると、まさに「青物祭り」の様相。 日によってムラはあるものの、ハマチ~メジロクラス主体に、100cmのブリクラスの大型も顔を見せています。

11月22日のブリの釣果
特に20日前後は潮回りも良く、竿が大きく曲がるシーンが船中のあちこちで見られました。活きアジをひったくるような強烈なアタリと、底へと突っ込むパワーファイトは、一度味わうとヤミつきに。ヒラメやマダイ、スズキなどが混じる日もありました!

11月21日の釣果
②【ショウサイフグ】良型混じりで数釣りも!繊細なアタリを掛ける快感

11月22日のショウサイフグの釣果
続いては、近年明石で爆発的な人気を誇る「ショウサイフグ」。 エサ取り名人との知恵比べは、釣り人の攻略本能をこれでもかと刺激します。
この期間(17日~26日)の釣果も安定感があり、竿頭は2ケタ釣果。しかも、サイズが良いのが、この時期の特徴。身がパンパンに詰まった良型が混じるため、釣って楽しい、食べて美味しいの二重取りです。
釣り船名田屋では、釣ったフグを帰港後に身欠き(有毒部位の除去)してくれるので、帰ってからの料理が楽なのも嬉しいポイントですね。

11月23日トラフグも上がっています!
③【タチウオ】洲本沖でドラゴン級出現中!大型狙いなら今

11月26日タチウオの釣果
最後は、幽玄な輝きを放つタチウオ。 現在は、大型の実績が高い「洲本沖」へ遠征しており、幅指4本、5本クラスの良型がコンスタントに上がっています。
深場から巻き上げる重量感は、まさにこの時期ならでは。テンヤ釣りでガツン!と掛ける楽しさは格別です。
さて、名田屋のタチウオといえば、現在開催中の熱いイベントを見逃してはいけません。
現在開催中!「タチウオの長寸勝負」途中経過

名田屋では現在、タチウオの長寸を競うイベントを開催中。 洲本沖への出船が続いていることもあり、記録は日々更新されています!
【11月24日現在のランキング】
1位:119cm
2位:115.5cm
3位:115cm
なんと、トップはドラゴンにあと一歩の119cm! 2位、3位も115cmオーバーと、ハイレベルな争いが繰り広げられています。
「自分には関係ないかも…」なんて思うことなかれ。洲本沖のポテンシャルがあれば、一発逆転で120cmオーバー、あるいはランキング入りを果たすチャンスは誰にでもあります。
ノマセで青物の引きを味わうもよし、フグ鍋用の食材を確保するもよし、一発大物を狙ってタチウオ勝負に挑むもよし。
秋冬の明石は、どのターゲットを選んでも「ハズレなし」の面白さです。 ぜひ名田屋で、旬の魚たちとの出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

























