「魚の王様」とも言われ、日本を代表する魚が「マダイ」。

赤をまとった美しい魚体は、釣り上がってきた時に見れば、惚れ惚れします。

マダイが入れパク状態の高浜沖

そのマダイが今、絶好調に釣れているポイントが、日本海は福井県高浜沖。

若狭和田漁港の啓福丸の福井船長に話を聞けば、あくまでも「潮次第で」と前置きした上で「仕かけを入れたら、誰がやっても食う」入れ食い状態だそうです。

シケで出船が限られる日本海側ですが、直近の出船では食べ頃サイズをメインに、大型もまじって賑やかな釣果になっていました。

それがこちら↓

氷が上に乗って数が多く見えないかもしれませんが、船長曰く「2人とも2ケタを優にクリア。氷の下で見えないのもあるけど、1人20尾は超えてる」そう。

アベレージサイズは30～35cm級だったそうですが、中には良型もまじって最大は72cm。

このマダイが釣れた後に、それ以上の竿が起きない大ダイらしきバラシがあったそうで、大物の気配も十分です。

普段は夕まずめが良かったり、潮の動く時間帯が良かったりと、パタパタと釣れる時合と食いが止まる時間帯があるそうですが、この日はフカセの仕かけが竿下から上がってくるほど潮がなく、条件的にはあまり…のはずでしたが、予想に反してダブルなどもあり、ず～っと入れ食い。まさに先述の「仕かけを入れたら食う」天国モードだったそうです。

そしてまじりモノもほとんどなく、マダイのほかに釣れたのは60cm級のメジロ3尾にウマヅラハギ、アオハタ各1尾だけ。

「釣れればマダイ、だからクーラー内も真っ赤」との言葉にも納得です。

年内は落ちのマダイが高確率！

船長に聞けば、マダイは落ちの時期に入っているようで、水温がガタッと下がるまでは安定してこの調子で釣れ続くとのことで、その好期が例年の流れだと年内いっぱいだそう。

釣り方は天ビン仕かけ（オモリは潮により40～80号、ハリス5号以上の2本針）を使ったズボ釣り。

エサ取りの状況を見て、船長が魚礁から船の位置を調整するので、基本的には底を取って仕かけをハリス分程度上げて待つだけなので、初めてチャレンジする人でも簡単にできます。

また、脱ビギナーレベルには「可能なら、タナを探って、タナの微調整をしてもらうと、さらに釣果が伸びる」とのこと。

若干エサ取りがいることもあるそうで、2本針のエサが両方取られれば2m刻みでタナを上げていき、5～10分の手返しのうちに、下針だけ取られる、または2本とも残る状態をキープするのがベストな釣り方だそうです。

現在は潮などの条件が芳しくない日でも、よい人はマダイ2ケタをキープしているそうで、少ない人でもボーズはないとか。

今が絶好のチャンスの「落ちのマダイ」、年内いっぱいは凪なら誰でも好釣果が期待できますよ！