今回は関西でも人気の釣り場を紹介します。24時間開放されていて、柵もあり足場がいいのが魅力です！

神戸空港　親水護岸

神戸空港親水護岸は、兵庫県神戸市の中で数少ない、魚釣りとして開放されているエリアです。 関西の釣り人なら言わずと知れた人気エリアですが、最近周辺のリニューアル工事が完了し、さらに便利にかつ安全に釣りを行うことができるようになりました。

神戸空港親水護岸へは、公共交通機関でも車でも行きやすいのが特徴です。 公共交通機関では、ポートライナーの神戸空港駅から徒歩10分。車の場合でも目の前に駐車場が新たに設置され、さらに便利となりました。

残念ながら親水護岸の中にはトイレはなく、徒歩2～3分のところにある神戸空港と関西空港を結ぶフェリー乗り場の中を利用していただくことになります。

神戸空港親水護岸は24時間開放されており、好きなタイミングで釣りを始めたり、終えたりすることができるのが魅力のひとつです。

まず注意していただきたいのは、親水護岸入口にある高台部分は釣りが禁止されている点です。階段、またはスロープを降りたところで釣りを楽しんでください。

高台から見渡す親水護岸はこちら。広々としており、その長さは500m弱です。 満潮時は足元が浸水するため、クーラーボックスなどの荷物は階段の上に置いておくことが望ましいです。

神戸空港親水護岸は、足元から約30～40m先までは捨て石がびっしり入っており、根掛かりがしやすい環境です。 ルアーをキャストして底から探るのであれば、それ以上の遠投が必要です。

この辺りは潮の流れが非常に速く、神戸港の一般的な重さである40gのジグでは、底が取れないことが多くあります。そのため、ここで青物をジギングで狙いたい場合は、50g、60g、またはそれ以上のジグを用意いただくのが無難です。

巡回中、若いカップルのバケツに約30cmのアコウが！ 足元で釣れたようです。 多くの釣り人は青物狙いのようでしたが、当日朝4時～5時の間でサゴシがポツポツと釣れていたようです。ただ、実際に釣れている瞬間は、お目にかかることができませんでした。

神戸空港親水護岸は青物をはじめ、サビキでアジ、フカセでチヌなど、魚影が濃いエリアとして人気が高いです。 特に青物シーズンは夜中から場所を取っている釣り人もおり、朝方に到着しては釣り人でいっぱいで釣りができない、なんてことも珍しくありません。

釣り人のマナー向上を目指して

当日9時半～10時半、私たちJOFI兵庫は公認釣りインストラクターとして釣り場の巡回を行い、ゴミ拾いと、約20人の釣り人に対し「ライフジャケットの着用」や「キャスト時の後方確認」などの安全啓蒙を行いました。

ゴミは多く放置されており、ライフジャケットを着用していた釣り人はわずか1名だったのは残念でしたが、多くの釣り人が声掛けを快く受け入れてくださり、インストラクター冥利に尽きる瞬間でもありました。

ただ、このエリアはあくまで親水護岸です。言葉の通り水と親しむ場所であり、釣り専用のエリアではないことをご認識ください。 この人気エリアで今後も多くの釣り人が釣りを楽しむことができるよう、ゴミを持ち帰ることはもちろん、来た時よりもキレイな状態にするなど、マナーをしっかり守って楽しみましょう。

JOFI兵庫という団体については、ぜひ公式ホームページをご覧ください。

アクセス

・電車をご利用の方：神戸三宮より約20分。
・ポートアイランド東側臨港道路～空港大橋を通り、神戸空港島中央緑地前を通過すると確認できます。

駐車に関しては、親水護岸横の駐車場をご利用ください。