船釣りの世界へようこそ。 リール、ロッドと道具を揃え、いざ船釣りに挑戦しようと思ったとき、多くの人が壁にぶつかります。
それが「竿受け(ロッドホルダー)」選びです。
釣具店に行けば、ズラリと並ぶ「ラーク」の箱。 「チビラーク? ライトラーク? スーパーラーク? 形は似てるのに値段が全然違う……」 「適当に安いのを買って、現場で使えなかったらどうしよう」
そんな不安を抱えていませんか?
実は、竿受け選びには明確な「正解」があります。 今回は、数多くの釣り道具を見てきた視点から、「あなたの釣りスタイルに合った、後悔しない一本」を見つけるための最短ルートを解説します。
これを読めば、もうスペック表とにらめっこする必要はありません。
なぜ「ラーク選び」はこれほど難しいのか?

出典:第一精工
第一精工の「ラーク」シリーズは、日本の船釣りにおいて圧倒的なシェアを誇るスタンダードです。しかし、歴史が長いぶんラインナップが膨大で、初心者には「違い」が見えにくいのが難点。
まず大前提として、遊漁船(レンタルボート含む)で使うなら、船べりに挟んで固定する「万力(クランプ)式」を選ぶのが基本です。
その上で、自分に合うモデルを絞り込むには、たった3つの基準を決めるだけでOKです。
カタログを開く前に、あなたがこれからやりたい釣りをイメージしてください。
1. ターゲット(ハリスの太さ)
ラークは「耐荷重」ではなく「適合ハリス(糸の太さ)」でランク分けされています。
6〜7号: アジ、イサキ、マルイカ、タチウオなど(ライトゲーム)
8〜12号: マダイ、ヒラメ、中型青物など
12〜16号: ワラサ・ブリ、遠征五目など(本格船釣り)
それ以上: マグロ、クエ、深海など

2. 機能性(首振り機能)
竿受けの頭部分が左右に振れる「首振り機能」。 これがあるだけで、潮の流れに合わせて竿を真っ直ぐ向けられるため、オマツリ(糸絡み)が激減します。少し予算が上がっても、「あり」が推奨です。
3. 船べりの厚さ
関西や関東近郊の遊漁船なら通常モデルでほぼ対応できますが、北海道や日本海側の一部、または特定の船宿では船べりが分厚い場合があります。その場合は「ロング」と名のつくモデルが必要になりますが、まずは標準サイズを基準に考えて大丈夫です。
【タイプ別】あなたにおすすめのモデルはこれだ!
ここからは、ユーザーの用途に合わせて4つのグループに分けて「名機」を紹介します。
電車釣行派や、アジ・イサギ・タチウオなどがメインの人へ

チビラーク
このクラスの王道は『チビラーク』です。「迷ったらとりあえずコレ」と言われる超ロングセラー。軽量で持ち運びやすく、ライトアジやタチウオならこれで十分です。

チビラークタイプS
さらに快適さを求めるなら、進化版の『チビラークタイプS』が一押し。 竿に取り付けるパーツの突起をなくした「スマートサポート」を搭載しているため、手持ちで釣る時にネジが手に当たって痛い……というストレスから解放されます。糸絡みも減るので、初心者こそタイプSを選ぶ価値があります。
注意点:軽い反面、予期せぬ大物(不意のブリなど)が掛かると強度不足の不安があります。あくまでライトゲーム用です。
マダイやヒラメなど少し良いサイズも狙いたい人へ

ライトラーク
ここに「隠れた傑作」が存在します。それが『ライトラーク』です。
名前に「ライト」とついていますが、実はミニラークよりも格上のモデル。 特筆すべきは、重さが約1kg(ミニラーク並み)なのに、「首振り機能」がついている唯一無二の存在だということ。

通常、首振り機能がつくと重量が一気に増えますが、ライトラークは軽量合金を使用しており、折りたたむとバッグにすっぽり収まります。電車釣行派にとって、これ以上の「最強装備」はありません。
青物、マダイ、遠征五目……何でもやりたい欲張りな人へ

スーパーラーク
「今後どんな釣りハマるか分からないから、一本で全部済ませたい」 そんなあなたには『スーパーラーク』。これ一択です。
・荷重160kg対応の剛性
・スムーズな首振り機能
・手持ち釣りを楽にする「手持ちヘルパー」機能
日本の船釣り(深海や超大物以外)の9割をカバーできる、まさに完成形。 少し重いですが、車で釣りに行くならデメリットにはなりません。「一生モノ」として買うなら、間違いなくこれです。

ラーク16号DX
予算を抑えたい場合は『ラーク16号DX』という選択肢もあります。首振り機能はありませんが、質実剛健で安価。置き竿メインの釣りなら十分に活躍します。

ウルトラ最強ラークⅡ
マグロやクエ、キンメダイなどを狙うなら、通常の竿受けでは破壊される危険があります。 荷重500kg対応の『ウルトラ最強ラークII』など、専用の「要塞」のようなモデルを選んでください。ここは妥協厳禁の世界です。
スペック表の「謎用語」を解説
初心者の方には呪文に見える用語も、意味がわかれば選びやすくなります。
・首振り機能
前述の通り、竿を左右に向けられる機能。混雑した船内で隣の人と糸が絡むのを防ぐため、実はマナーの面でも重要な機能です。
・スマートサポート

竿に取り付けるアダプター部分の名称。従来のネジが出っ張っているタイプではなく、フラットな形状。手持ち操作が多い釣りでは、この「痛くない」仕様が釣果(集中力)に直結します。
・手持ちヘルパー

スーパーラークなどに搭載。竿尻を固定でき、テコの原理を使って重い竿を軽く支えられる機能。一日中竿を持つ釣りでは、疲労度が段違いです。
【まとめ】あなたの運命の一本はコレ!
最後に、背中を押すためのフローチャートをご用意しました。
Q1. 主な釣り物はアジやキスなどの小物?
YES → 『チビラーク』(快適さ重視ならタイプS)
NO(マダイや青物もやりたい) → Q2へ
Q2. 電車やバスで釣りに行く?(軽さは正義?)
YES → 『ライトラーク』(携帯性と機能性のベストバランス!)
NO(車で行くから重さは気にしない) → Q3へ
Q3. 一生モノとして、あらゆる釣りに対応させたい?
YES→ 『スーパーラーク』(迷ったらコレ!王道の選択)
NO(機能はシンプルでいいから安く済ませたい) → 『ラーク16号DX』
第一精工公式「チビラーク」詳細ページはコチラ
第一精工公式「チビラークタイプS」詳細ページはコチラ
第一精工公式「ライトラーク」詳細ページはコチラ
第一精工公式「スーパーラーク」詳細ページはコチラ
第一精工公式「ラーク16号DX」詳細ページはコチラ
竿受けは、あなたの大切な竿とリールを海への落下から守り、快適な釣りを支える相棒です。 ぜひ自分のスタイルに合った一本を見つけて、快適な船釣りライフを楽しんでくださいね!

























