
和歌山への釣行帰り、皆さんは何を求めて車を走らせますか? 私のルーティーンは決まっています。地元の鮮魚店やスーパーに並ぶ、朝獲れの「カツオ」です。
「釣れない魚は買う」が信条の記者にとって、カツオはまさにその筆頭。春の瑞々しい初カツオ、秋の脂が乗った戻りカツオ。あの独特の食感と香りは、たとえ大枚を叩いてでも手に入れる価値がある……そう思っていました。
しかし、そんな私の「カツオ=買うもの」という常識を根底から覆すルアーに出会ってしまったのです。
和歌山・田辺発の超新星「甚兵衛」が放つ、ナブラ攻略の刺客

そのブランドの名は「甚兵衛(じんべえ)」。 和歌山県田辺市を拠点とする、新鋭ルアーブランドです。地元発だからこそ、その海を知り尽くした設計。そこで生み出された「Tobiee(トビィ)90」に注目。
カツオやシイラ、青物など、シラスのような極小ベイトに偏食したターゲットを釣るのは至難の業。水面が爆発するようなナブラが起きているのに、何を投げても見向きもされない——そんな絶望を味わったアングラーも多いはずです。
「スキッピング」でスイッチを入れる、芸達者なポッパー
「Tobiee 90」は、そんな難攻不落のナブラを攻略するために開発されたシンキングポッパー。 最大の武器は、水面をファストリトリーブした際に見せる「スキッピング」です。水面を跳ねるように逃げ惑うトビウオや小魚の動きを完璧に再現し、セレクティブなカツオの捕食スイッチを強制的にオンにします。
さらに驚くべきは、ただの「跳ねモノ」ではないという点。
タダ巻き: テールを左右に振りながら艶めかしくスイミング
フォール: 揺らめきながら落ちる「シミーフォール」を披露
水面で追わせ、フォールで食わせる。この二段構えが、カツオをはじめとするフィッシュイーターを狂わせるのです。
甚兵衛公式「Tobiee 90」詳細ページはコチラ
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そんな「Tobiee 90」に、2026年、待望の新色が仲間入りします。 今回のカラーラインナップ、キーワードは「透過」と「紫外線」です。
・パープルクリアUV:深場やローライトでも存在をアピール
・クリアトビウオ:まさにマッチ・ザ・ベイトの本命
・クリスタルベイト:光の屈折でターゲットを幻惑

さらに、問屋別注カラーとして「クリスタルシャッドⅡ」や、名前からして釣れそうな「極上キビナゴ」も登場予定。透過性の高いカラーは、日中の澄み潮時に見切られにくい最強の武器になるでしょう。
漁師の知恵を形に。「ケンケンヘッド」という本格派

余談ですが、和歌山のカツオ漁といえば伝統の「ケンケン漁」。甚兵衛ではなんと、プロの漁師向けに「ケンケンヘッド」というアイテムまで開発しています。

ケンケンヘッド装着例
我々一般のアングラーが直接使うシーンは少ないかもしれませんが、本職の漁師が使う道具を研究し、製品にフィードバックしているという事実。これこそが、甚兵衛のルアーが「現場主義」であることの何よりの証明ではないでしょうか。
「カツオは買うもの」と諦めていた私ですが、この「Tobiee 90」の動きを見ていると、今年はクーラーボックスをカツオで満たせるのではないか……そんな淡い期待(と野望)を抱かずにはいられません。

























