日本では、魚の王様とも呼ばれるマダイ。
旬は春と秋と言われていますが、ツウな人に言わせれば、実は春を直前に控えた「今!」というのを知ってますか?
春はマダイの乗っ込みの季節ですが、抱卵し始めると栄養が卵の方に集まるので、「身にしっかりと脂が乗っている今が1番ウマい」と言う人も多いんです。
加太の伝統釣法、ギジエマダイ
そんなマダイですが、好漁場の和歌山県友ケ島周辺では、エサの代わりにビニールや毛糸を使用する伝統釣法の「ギジエマダイ」と呼ばれる釣り方で狙っています。

▲同じピンク系でも、濃いモノと薄いモノがあったりする
こちらが各船で用意されているギジエのビニール(使用するカラーやサイズは、シーズンや船により異なる)。
これを胴突き仕かけの針1つ1つに、太い方の端のセンター付近にチョン掛けしていきます。

仕かけのイメージはこちら↓

◆加太のギジエマダイタックル&仕かけの目安
竿:オモリ負荷30号程度の船竿、またはタイラバロッドなど
リール:カウンター付き両軸リール
道糸:PE2号
仕かけ:船宿で用意されている胴突き仕かけ
オモリ:30号
タックルと仕かけは上記が目安で、仕かけは船宿で用意されているので、釣り人は竿とリールとクーラーを持参するだけ(※船宿によってはオモリを持参する所もある)。
だから、持ち物もスッキリとシンプルです。
ギジエマダイの釣り方
そして、その釣り方も単純明快。
基本的には、船長が指示するタナまで「底からただ巻くだけ」。
これだけです!
ただし、ベテランもハマる理由はこの先。
釣り方の基本は「ただ巻くだけ」ですが、釣果を伸ばそうと思えば、巻き方で差が付いてくる奥深さもあるんです。
その1つが巻き速度。

▲巻き速度(写真は「0」)が出るリールなら再現性も高まる
基本的には、ゆっくりとハンドルを回すスロー巻きで狙うことも多いですが、活性やマダイの浮き具合によっては、やや早く巻いたりすることが有効な時も。

▲やや早め(写真は巻き速度「2」)に巻くとよいこともある
その速度の調整が絶妙なのも、この釣りの面白いところです。
つまりは手軽で簡単だけれども奥が深い、ハマる要素が満載の釣りです。
船長が締めて、鮮度よく持ち帰らせてくれる
そして、加太のギジエマダイ船のサービスも、その食味をさらに高める要素です。
鳴門や明石と並ぶ、関西3大マダイ漁場の1つの加太は、海峡で育まれた引き締まった身が最高ですが、釣ったマダイは船のイケスで生かされ、帰港後に全て船長が締めて血抜きをし、さらには神経締めまで行ってくれるんです。


▲マダイは1尾、1尾丁寧に神経締めをしてくれるサービスも
なので、鮮度のよいままに自宅に持ち帰ることが可能。美味しい魚が、より鮮度よく処理されるので、一層美味しくなる。これが脂が乗って旨い時期と重なれば、「極上」と呼ばれるのも分かりますね。
簡単でお手軽に、美味しいマダイが堪能できる加太のギジエマダイ。ぜひチャレンジしてみてください。
◆オススメのギジエマダイ船◆
以下では、和歌山県加太でのオススメのギジエマダイ船(4船)と、各船の目立った釣果を紹介します。
直近ではマダイの数は出ていないものの、50~60cmクラスの良型も目立っています。これなら引き味、食べ応えとも存分に堪能できそうですね!
日伸丸
・2月14日
よい人マダイ43~65cm3尾。

・2月24日
よい人マダイ42~44cm2尾とマアジ34~42cm4尾。

畑中丸
・2月15日
2人でマダイ32〜57cm6尾。
1人でマダイ40〜54cm3尾。

・2月18日
2人でマダイ30〜55cm4尾。

・2月19日
よい人マダイ32〜49cm4尾。
2番竿マダイ48〜54cm3尾。

平井丸
・2月15日
よい人マダイ42~63cm4尾。

・2月16日
よい人マダイ38~52cm4尾。

小嶋丸
・2月23日
よい人マダイ68cm。

・2月24日
よい人マダイ45〜60cm4尾。
2番竿マダイ42〜78cm3尾とサワラ101cm。

























