イカメタルゲームの本番と言えば日本海や、和歌山エリアで梅雨明け頃からのケンサキイカを狙うのが一般的でしょうか。
今の厳冬期であれば、日本海などではヤリイカを狙う日中のデイイカメタルがシーズンインしますね。
ですが、和歌山エリアでは冬でもケンサキイカを狙うイカメタルが楽しめるんです。
今回そんな釣りを紹介してくれるのは釣具メーカーゼロドラゴンのスタッフの末吉政直氏。
プロトロッドのテストもしながらナイスな釣果を叩き出しているので要チェックです。

末吉政直(すえよしまさなお) プロフィール
イカメタル好きには季節なんて関係ない!
そう自分に言い聞かせ、極厚ズボンを3枚も履いて、いざ和歌山県は串本まで行ってきました。
今回お世話になったのは、タイガーフィッシング泰丸。
初めて乗船しましたが、船長が色々と細かく教えてくれ、しかもポイントまで10分と近いので、安心して乗船できました。
今回の釣行の目的は、2021年6月に発売を予定している、オモリグ専用ロッドのテスト。
太平洋側ではアカイカと呼びますが、つまりはマイカ(ケンサキイカ)を狙います。
オモリグ専用ロッドで楽しむ!
使用したロッドは、プロトのオモリグ専用ロッド。
ラインはPE0.6号に、リーダーフロロ3号、シンカーの重さは20号、エギは1.8~2.5号を使用しました。
まずは、軽くキャスト。
アンダーキャストで30mぐらい先へ着水させ、ボトムまで一気にフリーフォールさせます。
着底後は2回シャクり、着底を繰り返し、手前まで仕かけがきたら、今度は上へシャクり上げます。
17時で既に辺りは真っ暗、期待感マックスの1投目は?
この日は冬至で、すでに17時半には辺りは真っ暗に。
すると、何と1投目からヒット!
隣の長崎もヒットし、ダブルヒット♪ 幸先よいスタートが切れました。
その後も、頻繁ではありませんが、飽きない程度にポツポツとヒットが続きます。
今回のポイントは、ボトムに完全にイカが張り付いており、ボトム付近を丹念に探ることが重要でした。
ちなみに、泰丸では乗船人数によっては、釣ったイカで泳がせ釣りもできるので、同船者もブリを釣り上げていました。
泳がせ釣りも気になりますね…。
さて、イカの話に戻りますが、隣が釣れると、そのまた隣も釣れており、どうやら群れが回遊してくると、同時ヒットとなる様子。
オモリグのリーダーの長さはショート?ロング?ショートリーダーのメリットとは?
一般的に、オモリグのリーダーは長い方がよいと言われますが、実はショートリーダーの方が食う場合も多いこともあります。
今回もリーダーの長さは50cmで問題なく食いますし、むしろ手返しもよく、トラブルも少ないし、何よりよく飛びます。
アドバンテージが多いほど、釣りは有利になります。途中、アタリが少ない時間帯もありましたが、終わってみれば30パイ近い釣果となり大満足。
プロトロッドのテストも完璧な仕上がりに、ますます発売が楽しみになりました。