何事も見た目のインパクトは大事!!
人も、物も初めて見た時の印象って、もの凄く大事ですよね。
この写真のリール、昨年の取材時にダイワスタッフの西村豪太氏がタックルボックスから取り出した瞬間に、目を奪われちゃいました!!
「バサラ」、今春ダイワから発売される予定の最高峰の船用手巻きリールです。
船釣り用リールと言えば、電動リールが真っ先に浮かぶ人が多いと思いますが、比較的浅場の釣りになると、実は手巻きリールって、めちゃくちゃイイんです!!
記者は20数年前に、この業界に入社してから船釣りを始めましたが、初めての賞与で買った船用手巻きリールが、とある釣具店のショーケースに鎮座していたミリオネアCV-Z(ダイワ)。その金色に輝く見た目にひと目惚れし、そしてその使い勝手のよさに惚れ込んで、20数年経った今も愛用しています。
ちなみに、数年前までは大阪湾の船タチウオも、そのミリオネアでやっていました。
脱線しましたが、手巻きリールで船釣り、凄くイイんです。
この新しく登場したバサラで、まずはその性能から見ていきましょう!!
ハイパードライブデザイン
ハイパードライブデザインとは、高い初期性能が長く続くことを目指した設計で、強く、軽く、滑らかに、をハイレベルで維持し続けるようにを念頭に作られています。
駆動系では
ハイパードライブデジギア
強く滑らかな回転が持続し続けることを追求した両軸リールにおける新設計のギアシステム。耐久性に直結するギアの歯のモジュール(大きさ)は小さくせず噛合い率アップを達成し、初期の滑らかさが長く続くことを実現させたDAIWA独自のテクノロジー。
ハイパーダブルサポート
滑らかさの持続と、巻きの強さ・軽さを実現した駆動サポートシステム。ピニオンギアの両端を2つのボールベアリングで高精度に支持することで、ハンドルからの入力を減衰せず、負荷が掛かった時でも力強く軽く巻上げることを可能にしています。
耐久系では
ハイパーアームドハウジング
内部構造を高剛性、高精度でしっかりと支え、精緻な巻き心地とパワーを生む筐体システム。要であるフレームに金属素材を用いることが必要条件で、サイドプレートやセットプレートとの組合せにより、基本性能をさらに長く発揮し続けることが可能になりました。
ハイパータフクラッチ
何千回、何万回でも摺動し続けるメリハリの効いたオン・オフ性能だけでなく、塩分濃度の高い海水域でも極めてトラブルの少ないクラッチシステム。過酷なソルトシーンにおける固着修理件数を、当社比で既に99%削減する実績をもたらした、最先端の絶縁構造を誇ります。
ほかにも
マグシールドボールベアリング
ボールベアリング内部への水・異物の侵入を抑えることで、本来の性能を維持しながら錆・塩ガミ・異音を大幅に解消。防水・耐久性を飛躍的に高めることに成功。Bバサラにおいては、最も塩ガミしやすく、メンテナンスが困難なサイドプレート側ピニオンギア支持部に1つ採用。更なる防水性・耐久性の実現で、初期性能を持続させています。
ATD(オートマチックドラグシステム)
魚の引きに合わせスムーズに作動し、滑らかに効き続ける新世代のドラグシステム。スティック(ムラ)のない滑らかさに、ファイト中のドラグ力低下を抑制するセッティングで大型魚のやろ取りも安心です。
シンクロレベルワインド
滑らかなライン放出とラインケアのために。シンクロレベルワインドとは、ラインを放出する際、レベルワインドがライン位置とシンクロして、左右に追従する機構。メリットは、ラインの放出時の抵抗が少ない点。またドラグ作動時の滑らかさもUP。
と、ハイレベルな機能が満載です。
このバサラ、コンパクトで軽く、手持ちの釣りには最適なので、あらゆる釣りで楽しめます。
取材時は和歌山・南紀でのノマセ釣り(泳がせ釣り)に使用しました。
生きアジを泳がせて、ハタなどの根魚、メジロなどの青物を合わせて狙ったのですが、魚が釣れる前から、その持ち感と巻き心地に使用しているスタッフの西村氏も感動。水深70m近くからの回収にも、辛い仕草は一切なく、横から見ていても、頬が緩み何だか微笑んでいるような感じ。
魚が釣れていれば、もう笑顔いっぱいです!!
使用した西村氏も「金属ボディによる剛性、ギアの滑らかさなど、全てが最高。巻けば分かります」と絶賛。
カメラを構えながら、「俺にも巻かせてくれ~!!」と心の中で叫んでいました(笑)。
実際、手に取って巻いてみると、巻きの滑らかさは、もう高級食材を食べた時のような、ただただ例える言葉がなく「美味い」としか言えない感覚、「イイ!!」です。
この日、メジロ(ワラサ)クラスの青物もヒットしましたが、巻きが軽くて力強いので、やり取りにも余裕が見て取れるほど。
70mm鍛造ハンドルに大型アルミラウンドノブで、サクサク巻いて、難なくメジロを取り込んでいました。
当日はノマセ釣りでの大物狙いとあって、バサラ200、200Lを使用しましたが、ラインナップは100、150、200の3種。そして、各番手に右巻き、左巻きと左右のハンドルがラインナップされています。

▲バサラ100、110mmロングハンドルにEVAノブ(パワーライトノブMタイプ)

▲バサラ100L、110mmロングハンドルにEVAノブ(パワーライトノブMタイプ)

▲バサラ150、70mm鍛造ハンドルに大型アルミラウンドノブ

▲バサラ150L、70mm鍛造ハンドルに大型アルミラウンドノブ

▲バサラ200、70mm鍛造ハンドルに大型アルミラウンドノブ

▲バサラ200L、70mm鍛造ハンドルに大型アルミラウンドノブ
主なスペックは、
ギア比は全機種6.3で、ハンドル1回転の巻き取り長は71cm。
標準巻き糸量は、バサラ100がPE1.5号200m、2号150m、バサラ150がPE1.5号250m、2号200m、バサラ200が2号250m、3号180mで、ライトな手持ちの釣りでは十分な糸巻き量。
自重は285~310gで、メーカー希望価格は44,300~45,400円です。
このバサラ、発売はもう少し先の4月頃になりそうですが、今からその発売が待ち遠しいくらいになるアイテムのひとつ。
「早くあの巻きを、また味わいたい!!」
皆さんもぜひ、手巻きリールの至高の巻き心地と使用感を体感してみてください。
https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/special/product/21BASARA/