船のマダイ、青物釣りの名竿として知られているリーオマスターシリーズ。
そのリーオマスターのSXシリーズがリニューアルしました。
竿のパワーと柔軟さを両立させるという相反するテーマをなしとげたというnewモデルと全モデルとの違いはどんなところなのか解説していきたいと思います。
実は素材やバットパワーは大きくかわっていない!
「え!じゃあどこがかわったの?」って思っちゃいますよね。
大きくかわったのは竿全体のバランス。
動画内で田渕雅生テスターが話していますがオモリを掛けた状態での竿の曲がりはほとんどかわらないが、竿を動かしたときに新モデルの方がスムーズに穂先が曲がり込むようです。
これは、竿の実際に曲がり込む部分を分析して、全体のバランスは損なわず、穂先の曲がり込みのよさを出しているそうです。
また、同じ力で誘いを掛けた時も新モデルの方が、より軽く振り上げることができるようになっているようです。
感性領域設計システム『ESS』ロッドは曲がると、その方向と反対側に起きあがろうとするエネルギー(復元力)が発生する。これは、変形した(ひずんだ)ブランクが元に戻ろうとする「ひずみエネルギー」であり、竿の性能を左右する極めて重要なファクターである。DAIWAは、この「ひずみエネルギー」を解析・設計するシステムを開発。「どこが優れているか」「どこが足りないか」を数値で明確に把握するだけでなく、エキスパートの感性と呼ばれる領域までロッドに反映する事が可能。理想を越える竿を作り出す、革新的ロッド設計システム『ESS』。
出典:ダイワ
グラテック・コンストラクションは、竿先に対して周方向はカーボンシートを、長手方向は単一方向に引き揃えたUDグラスシートを巻き付けることによりグラス特有の柔軟性や粘り強さを兼ね備えながらも持ち重りの軽さを実現する設計。
出典:ダイワ
スムーズな節の曲がりが理想の調子とパワーアップを実現。節の合わせ部分にDAIWA独自のバイアス構造を採用。合わせ部のスムーズな曲がりを実現し、パワー・レスポンス・感度が向上。
出典:ダイワ
以上のようにダイワの技術を惜しみなくつぎ込んだロッドがメーカー希望価格で40,600~46500円。
関西であれば、サビキマダイや加太のギジエマダイ、日本海の完全フカセ釣りなんかで活躍してくれそうですね。
https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/rod/fune_rd/rheomaster_sx_21/index.html