
▲秋はエギングで数釣りが期待できるアオリイカ
8月もお盆を過ぎて、残暑は残るものの、日中でも海上では涼しく心地よい風が吹く日も出始めました。
秋を感じる気配が漂うと、エギングファン待望の季節が到来します。そう、アオリイカの数釣りシーズンです。
小浜湾泊の筏でアオリイカ新子の便り
アオリイカの魚影(イカ影?)の濃さで圧倒的な実績を誇る日本海側では、すでにその気配が見えています。
福井県小浜湾口にある泊の筏では、よい人2ケタ釣果の便りも聞こえてきました。
泊のはとう渡船では、8月16日にエギングでアオリイカの新子をよい人30パイ前後、20日はよい人15ハイほど上げています。
今のところ、アオリイカのサイズは胴長10cm前後のいわゆる「新子」サイズですが、日に日に大きくなるアオリイカは9月に入れば、手の平級から胴長20cm前後の型もまじり始めそうです。
釣り方はエギングで、エギは新子が主体なので2.5号がメイン。
アオリイカ狙いの筏は、初期は水深が5~6mの所が中心となるので、エギはノーマルタイプやシャロ―タイプで十分対応できそうですね。
時合はまだ辺りが暗い朝まずめがよいですが、アオリイカの場合は日中でもポツポツと上がっており、1日じっくり粘って楽しむことも可能です。
泊の筏では、アオリイカのほかにもサビキでアジ、ルアーでサゴシも狙えます。
特に、水深20m前後の筏は、30cm超の尺アジも十分狙える好ポイント。波濤船長によると「最近は少し型が小さいのが増えてきた」そうですが、それでも「30cm超が少々まじって、アジは15~35cmをよい人40尾前後釣っている」ようです。
アジは一般的なサビキ仕かけ(オモリは10号程度)で、尺サイズもまじるので、仕かけの太さは波止で狙うより少し大きめを選ぶとバラシも減りそうです。
釣り方は竿下に仕かけを下ろして、底付近でマキエを撒くだけ。群れが回ってくれば、入れ食いも期待できます。
ただ、アジ狙いの注意点は“時合は朝だけ”ということ。
日が完全に昇れば、食いはパタリと止むそうで、アジ狙いなら朝方勝負が必須ですね。
はとう渡船では、筏への1番船が現在は早朝の4時前。船長によると「アジが釣れるのは8時頃まで」だそうで、朝の短時間だけ釣って帰る人も多いとか。
サゴシはジグなどで狙うと、よいそうです。
新子のアオリイカが釣れ出して、秋シーズンが楽しみになってきた小浜湾泊の筏。
はとう渡船は“筏の相乗りなし”なので、1人でも、少人数でも気兼ねなくプライベート釣行が満喫できますよ。