
末吉政直(すえよしまさなお) プロフィール
9月に入ると、いよいよ待ちに待ったティップランシーズンがやってきます。
全国のあちこちに、アオリイカを狙ってティップランをしに行きますが、潮の流れは違っても基本のやり方は同じです。
ただし、使用するエギのご当地カラーは非常に重要で、パープルが強いエリア、ピンクが強いエリア、オレンジ系が強いエリアなどさまざまです。
私は、伊勢湾で実績のある「キンアジ」を中心に、現地の船長に聞いたカラーを必ず揃えて行きます。
私がホームグラウンドで、実績のあるカラーを必ず遠征に持っていく理由は、アウェイでの釣行は常に不安との戦いとなるからです。
なので、本当に信頼でき、自信が持てるタックルを持って行くことにより、渋い時の答え合わせもしやすく、また集中力を切らさないことへと繋がります。
ヘッドシンカーは水深や潮の速さを考慮し、20~30gのティップラン用エギに、10~50gのヘッドシンカーを用意していきます。
50gのシンカーは、さすがに出番が少ないですが、それでも何回かに1度はボトムが感じられないほど潮が速いことがあり、釣りになりならないと困るので常備しています。
ロッドは、愛用のゼロドラゴンSH753とUMV723を使います。イカメタルとティップランは穂先でアタリを取るので、視認性と感度が非常に重要です。この穂先の感度の差が、釣果の差に結びつきます。
これからタックルを揃える方は、ぜひ参考にしてみてください。タックルが揃えば、後は出掛けるのみ!
また、魚を釣ることに慣れている人は、イカ特有の戻るアタリが分かりにくいかもしれません。
しかし、とにかく竿先に違和感を感じたらボトムだろうが何だろうが、すかさず合わせていくことが重要です。そうすると、ボトムとアタリの区別がだんだん付いてきます。
ここまで出来れば、今シーズンのアオリイカは大爆釣間違いナシです。ただし、秋は新子の季節ですので、あまりにも小さなイカは、来年のためにもリリースしてあげましょうね!