釣りで「ツ抜け」と言うと、数が釣れる魚釣りでは、ひとつのクリア目標にされる言葉ですね。
堤防からのサビキ釣りでは、アジなどターゲットの回遊があれば簡単にクリアできますが、サビキ系を除いた船釣りでも、この数値をクリアできるターゲットもあるんです。
今回紹介するのは、そのひとつ、キスです。
キスは堤防や砂浜からの投げ釣りやチョイ投げでも狙える魚ですが、広くポイントを探ることが大事。手軽に狙えるものの、数釣りとなれば、広く探るか、溜まり場を見付けないと「ツ抜け」は、ビギナーにはなかなか高い壁になります。
そんなキス釣りですが、船釣りならポイントを探る必要はなし。ポイントを熟知した船長が実績場へ連れて行ってくれるので、釣れる確率もグーンとアップします。
好調キープ!! 家島沖のキス
初夏から秋までロングランでキスを狙う、兵庫県姫路港の知々丸では、今期も開幕からずっとキスの数釣りが楽しめています。
直近の釣果でも、
9月3日にキス17~25cm1人30~47尾。

出典:知々丸
以降も、4日にキス1人15~38尾。
5日にキス1人15~32尾。
6日にキス1人10~30尾。
7日も1人10~30尾。
通い慣れたベテランがよく釣るのは当然ですが、この釣果を見てもらっても分かるように、最も少ない人でも「ツ抜け」。女性や子供、そしてビギナーでも数釣りができているんです。
実際に先日訪れた時も、船のキス釣りが初めての人も乗船する中、時合によいポイントを流れた時には次々と上がってくるキス。
20cm超の良型をまじえ、中にはダブルで上がってくるシーンもチラホラと見られました。
家島沖の船のキス釣りは、両軸受けリールの使用でキャストも不要なので、初めての人にも狙いやすいターゲット。仕かけは、キス天ビンを使用した市販の船キス2本針仕かけなので、セットも楽チンです。
仕かけの目安はこちら↓
また、キス釣りに出船している知々丸は、安定感のある大型船なので揺れも少なく、船に弱い人でも安心です。もちろんトイレ、キャビンも完備。
今期のキス狙いの出船は、アオリイカ狙いに切り替わる9月25日までの予定ですが、シーズン終了まで誰にでも「ツ抜け」が狙える家島沖のキス。
残りのシーズンで、チャレンジしてみてはいかがですか。