涼しくなり、行楽シーズンがやってきた。家族で出掛けるには絶好のシーズン。そこで、家族で気軽に楽しめる、海上釣り堀の取材を敢行した。
取材先は、魚のストック量で定評のある三重県東長島の「正徳丸」。
ここは、レンタルタックルなども用意されているので、タックル選びが不安なビギナーでも安心。
しかも、陸続きで行けるので、手軽なのも嬉しい。
正徳丸の一般の受付開始は7時半。代表者が釣座を決める抽選をしてから、海上釣り堀へと移動。名前が呼ばれた人から順に釣座を決めていく。
常連の人が言うには、「タイを釣るなら四隅。青物狙いなら沖側がベスト」だそうだ。
それぞれ準備をし、8時頃、一斉に釣りをスタートした。開始直後からアタリが続出。そして、いきなり「青です!」の声が。
海上釣り堀では、青物が掛かれば「青です」と大きな声を出してアピールし、周りの人は仕かけを上げなければならない。オマツリを回避するためだ。
開始直後のいきなりの大物にテンションが上がる釣り人。強めに締めているはずのドラグが滑り、ラインが何度か出される。竿は胴から曲がっている。やり取りをタン能し、タモにイン。上がったのはヒラマサだ。
「ヒラマサが入っているんですか!」と、思わずスタッフに問う記者。
“スプリンター”とも呼ばれる強烈な引きを見せてくれるヒラマサは、なかなか出合うことができない魚のひとつ。もちろん、記者もまだ釣ったことがない。
そんな魚が手軽に釣れるとは、何て魅力的な釣りなんだろう。と感心している間もなく、シマアジ、タイなどが釣れる。

ヒラマサ

タイ

シマアジ
中盤、アタリが止まった時間もあったが、この日は全体的に活性がよく、当日竿を出していた人全員が魚をゲット。ボーズなしの釣果だった。
手軽に青物の引きが楽しめる海上釣り堀は、秋の行楽にオススメな釣りとして、間違いなく上位にランクイン。
まだ青物の引きを経験したことがない人は1度体験してみてはいかがだろうか?