春のギジエマダイ釣法!ビニール&毛糸で釣る魅惑の釣りをご紹介(和歌山・加太 山田丸)

1年を通してマダイが狙える、友ケ島周辺のギジエマダイ。ギジエマダイとはエサを模したギジエを使用してマダイなどを狙う釣りですが、通常はビニールのギジエを使用します。しかし、厳寒期から春先までの期間のみ、毛糸を使用したギジエも使用します。

そこで今回は、和歌山・加太  山田丸の山田一博船長に伺った、春先のギジエマダイ釣りを紹介します。

春のギジエ基本講座

パターン①

タコ&イカをイメージした毛糸で狙う

オモリの下に針が2本付いている。オモリは20号を使用。タイカブラのような仕かけで、底付近にいるマダイを狙う

タコやイカを模したギジエ

この時期はタコやイカの子供がメインベイトとなるために、底付近に溜まっているベイトをイメージした赤色の毛糸を使用します。

通常のギジエとは違い、底取りをしたらすぐ底を切り、ステイでタナをキープします。大きな誘いは必要ありません。

パターン②

中層に反応が出れば、下針は毛糸上針はビニールで

この時期は食い込みが渋いため、グレ針の6号を使用

この日はピンクを基本カラーにオレンジも使用した。水の中に入れると、光の屈折で色が違って見えたりもするのでギジエ釣りは奥深くて面白い

魚探の反応が中層でも出だしたら、船長が指示してくれるので仕かけを変更します。上針3本はビニールのギジエを使用し、下針2本は毛糸を使用します。

誘い方は通常のギジエマダイのようにゆっくりとリーリングです。基本的にはピンクのギジエと、スローなリーリングがよいですが、潮の色が濁れば色が濃いオレンジも有効です。澄んでいる場合はピンクなどの、よりナチュラルなものがよいです。

船長は「今の時期は食いが渋い、マダイがギジエを噛んでいるだけのパターンも多い。巻きスピードを調整していかに食わすかが釣果を伸ばす鍵となる」と話していました。

これから春を迎えるにあたり、本格的な桜マダイシーズンです。この記事を参考にして釣りに出掛けてもらえれば幸いです。

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※この記事は2019年3月8 日発売の週刊釣場速報に掲載された記事を再編集、 加筆したものです

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