紹介するのは、エギングで狙う「アオリイカ」。
今回は、アオリイカが濃いことで知られる、和歌山・湯浅の磯になぎ丸に渡してもらい、実釣。
湯浅の磯の特長、そしてエギングの釣り方をお届け。
湯浅の磯は比較的安全
アオリイカを狙ったのは沖磯。船で磯へと渡してもらう。
和歌山・湯浅の磯は低い磯が多く、足場もよいため、磯ビギナーでもエントリーしやすいのが特長。
磯へ渡る際は、滑りにくいスパイクやフェルト付きの磯靴は必須。もちろん、ライフジャケットも忘れないようにしよう。
磯へ渡る際は、焦らずゆっくりと。先に1人が降り、荷物を渡していくのがよい。
筆者が釣行時に渡礁したのは、
・かるも島のナガシマ
・ケナシマ
この2つは、湯浅の磯の中でも一級磯と呼ばれる好ポイントで、アオリイカが濃い。水深は足元で5m前後と浅く、竿2、3本先でも10mちょっとで、全体的に水深が浅いのが特長。

ケナシマ
エギングで狙う
この時期のアオリイカはまだ小型が多く、また、小型のアオリイカは好奇心が旺盛なため、積極的にアクションができる「エギ」と呼ばれるルアーを使用した「エギング」で狙う。
秋のアオリイカはまだ”新子”と呼ばれる小型アオリイカが多いため、エギのサイズは小型がベスト。オススメのサイズは2.5号だ。

上が2.5号、下が3号のエギ
エギングには、専用ロッドが各メーカーから販売されているので、それを使用するのがよい。リールは、スピニングリール、シマノなら2000~3000番程度がよい。
釣り方の一例
①キャストする
②仕かけを着底させる
③ワンピッチジャークで3回ほどシャクる
④ゆっくり竿先を目線の位置まで下げていく
⑤10秒ステイ
⑥重みが乗ったり、竿先がフッと軽くなれば軽く合わせる
⑦糸を緩ませないようにリールを巻いていく
※⑤、⑥でアタリがなければ、③に戻り、3回ほど繰り返す。それでもアタリがなければ、②に戻って底を取り直す
見えイカは小さいエギがベスト
基本的には、2.5号のエギを使用するが、エギを追ってアオリイカが海面まで寄ってきた場合は1.8号の小さいエギを使用するのがオススメ。
同じカラーを使用していると、アオリイカが見切ってしまうため、数種類のカラーを用意しておくのがベター。
釣行時はピンクがよかったほか、黒と白のゼブラカラーがよかった。

1.8号のエギ
そのほか、オレンジもこのエリアでは持っておきたいカラーのひとつ。
エギングはテクニカルだが、その分釣れた楽しさが大きい釣り。
皆さんも和歌山・湯浅の磯にぜひ行ってみてほしい。
■取材協力:なぎ丸