船釣りのテンヤタチウオ、関西発祥と言われるタチウオの釣り方である。
昨今、この釣り方は、全国区へとなっていっているほどに人気がある。
その面白さは、どこにあるのか?
タチウオテンヤの面白さ① 引っ掛けて釣る
大きな特徴は、針が下向きに付いたタチウオテンヤである。
この下向きの針で、エサに食い付いてきたタチウオを、引っ掛けて釣る。
この、引っ掛けるというのが、難しくもあり、面白いところである。
タチウオテンヤの面白さ② 誘いのバリエーションの多さ
まるで、ジギングのように、ワンピッチやストップ&ゴー、ただ巻きなどを組み合わせて、誘っていく。
そして、掛けた時の、タチウオ特有の根掛かりしたかのような引きなどが、特徴ではないだろうか。
肝心の釣り方だが、ここ数年、専用タックルの進化もすばらしく、大きく分けて、「掛け調子のタックル」と「乗せ調子のタックル」に分けられる。
私がよくする釣りは、乗せ調子の方である。
ワンピッチ、ストップ&ゴーで誘い、アタリがでると、少し巻き、さらにアタリを待つ。
そして、本アタリと呼ばれる、下へと引っ張られる大きなアタリがでてから、大きく合わせて掛けていく!
タチウオテンヤの面白さ③ アタリには4つの違いがある
ここで考察だが、アタリには4種類あると考える。
「エサを弾く」
「エサを食い、上に泳いでいく」
「エサを食い、その場でジッとしている」
「エサを食い、下に引っ張る」
この4つの違いを、100%感じ分けることは不可能ではあるが、分かりやすいのは「上に泳いでいく」「下に引っ張る」で、アワセを入れると、ほぼ掛けることができる。
釣果を伸ばすには、掛け調子も◎
そこで、分かり辛いほかのアタリも、掛けることができれば、釣果も伸びるということで、掛け調子のタックルの登場である。
竿の調子が極端で、高感度仕様の場合が多い。
調子的に、誘いや掛けにいく動作は、乗せ調子の半分以下を心掛ける。
結構これが大事で、大きく誘ったり、掛けの動作をすると、単発のアタリで終わることが多くなる。
アタリに集中する
クイックに小さく誘い、アタリには素早く小さく、全て即合わせ。
これで4つのアタリのうち、3つのアタリは、掛けることが可能となる。
即合わせには集中力が必要。
あわよくば「エサを弾く」アタリも、弾いた後にタチウオがテンヤの近くにいれば、掛かる場合もある。
よいことだらけのようにも感じるが、掛かりが浅かったり、単発のアタリで終わったりする場合も多い。
また、集中していることにより、疲労も大きい。
今回のノミラボ実験結果は、「船のタチウオテンヤは面白い!」であった。
アタリをだすまでのバリエーション、アタリがでた後の掛けるバリエーションが、非常に豊富で、さらにタチウオは、パターンにハメやすい魚種でもあるので連発すれば非常に楽しい。
そして、なにより調理も簡単で、美味しい。
船のタチウオテンヤの面白さは、ほかにもたくさんあるが、今回は「掛け」を中心に検証してみた。
「乗せ」「掛け」の違いも、機会があれば体験して欲しいので、2タックルあると、ラインブレイク時の予備にもなるし、ローテーションして、楽しむという方法もあるのでオススメだ。
これを機に、ぜひ「船テンヤタチウオ」を体験してほしい。
この実験で今日もギターが冴えるぜ!ギュイ〜ん♪ 誰かがやらねば…。
(※実験結果は、私の主観で判断しているため、必ずしも皆が同じ感想を持つとは限りません。)