釣り人なら誰でも持っているクーラーボックス。
魚を持って帰ったり、飲み物やエサを冷やして置いたり、さまざまなシーンでも活躍しますね。
クーラーボックスに使われている断熱材が1種類でないのはご存じですか?
断熱材は主に「発泡スチロール」、「発泡ウレタン」、「真空パネル」の3つに分けられます。
3つの素材が、どのような特性を持っているのか紹介していきたいと思います。
発泡スチロール
出典:シマノ
発泡スチロールは3つの素材の中では最も保冷力は弱いですが、反面軽量で安価というほかにはない魅力もあります。。
メーカー発表値では大体1日前後持つようになっていますが、炎天下や開閉などを含めると、氷を入れた状態で半日程度の保冷力だと思っておくとよいでしょう。
夏の釣りなどには向いていませんが、春や秋、冬なら発泡スチロールでも十分だと言う釣り人も多いはず。
しかし、軽量なため陸っぱりの釣りでランガンするようなポイントでは発泡スチロールのクーラーが活躍してくれます。
また、安価なので、お手頃に手に入るのもオススメポイントです。
発泡ウレタン
出典:ダイワ
発泡ウレタンは重量、断熱性能ともに3つの中で中間に位置する素材。
保冷力も高く、夏の船釣りはウレタンくらいの保冷力がないと、照り返しなどでクーラーボックス自体が熱くなってしまい、中の魚が傷んでしまうことも。
大体ですが、氷をシッカリ入れておけば1日~1日半ぐらいは氷も残っているので、遠征や1泊するような釣りにも最適です。
個人的にはダイワの「ライトトランク」シリーズは全体重量が軽く、ウレタンでも5kg台になっているのでオススメ。
ほかにもキャスター付きのダイワ「プロバイザートランクHDⅡ」やシマノ「スペーザ」などは持ち運びに便利なのでgood。
価格も発泡スチロールよりは高く、真空パネルよりは安くなっています。
真空パネル
価格も性能もバツグン
真空パネルは断熱性が最も高い素材。
反面、重量も1番重いというデメリットもあります。
保冷力はその分圧倒的で、冬であれば2、3日は氷が持つほど。
真空パネルを採用しているモデルは3面真空や底だけの1面真空、また6面前面に真空パネルを採用したモデルがあります。
基本的には熱はコンクリートからの照り返しなどが1番の原因となるので、真空パネル搭載モデルかつ軽量なものが欲しいのであれば、底1面が真空パネル採用のモデルを選ぶとよいでしょう。
オカッパリで6面真空のモノを持ち運ぶとなると結構な労力になるので、機動性も考えてクーラーボックスを選ぶとよいですよ。
シマノ「フリーガベイシス」や「スペーザベイシス」、ダイワ「ライトトランクα SU」、「プロバイザーHD SU」などは底面真空で持ち運びにも便利なのでオススメですよ~。
釣行スタイルに合わせてクーラーボックスを選んで快適なフィッシングライフを
釣りをする上で欠かせない、クーラーボックス。
今回はそんなクーラーボックスの性能の決め手となる、断熱材について解説しました。
釣り上げた魚を美味しく食べるためにも、クーラーボックスにこだわってみてはいかがでしょうか。