
和田勝也(Wada Katsuya) プロフィール
今回はテンヤタチウオの基礎とカスタムについて解説
最終回の今回は、テンヤタチウオにおける「プラスα」に関して、考えてみたいと思います。
通常、テンヤは夜光ヘッドのタイプが最もポピュラーで、そのテンヤにイワシやサンマを巻いて釣りをするのが定番です。
カラーに関しては、どの程度アタリの数に差異があるのか、考えたことがある方も多いかと思います。
これに関しては、大きな差異は生まれないものの、水深の深い所では夜光のアピール力が活きるでしょうし、海域や天候、潮の澄み具合によっては、イワシカラーなどのリアル系カラーがよい場合もあるように感じます。
また、逆に昨年のようにサバフグが大量発生した場合など、天敵を避けたい場合には、夜光やリアル系カラーは逆効果となり、無塗装やブラック系の目立たないカラーがアピール力を下げて、トラブルを防ぐ要因になると思われます。
個人的には、ヘッドカラーをより目立たせるということよりも、エサを付けた状態でのテンヤのバランスや動き、巻きスピード、タナを見つけることが、より重要だと感じています。
ただ、朝まずめなどのドラゴンサイズが出やすい状況下で、周りよりも先に大型魚に口を使わせるために、よりアピールを高めた状態で釣りをすることもあります。
その具体的なアプローチ方法ですが、動きと色の両面でタチウオにアピールする「プラスα」として、私が使用しているのがアシスト工房の「ピロピロくん」というテンヤ専用ワームです。
テンヤにエサを乗せてその上に「ピロピロくん」を一緒に巻くというもので、独特な球体がテンヤを動かすことによって、ピロピロっと大きく動き、より広範囲のタチウオにスイッチを入れ、バイトを誘発します。
こういったアイテムがない場合には、即席でタコベイトをエサの上に巻いてみるのもよいですね。
アピール力を高める必要があるな、と感じた場合には、ぜひ試してみていただければと思います。
6回に渡って掲載させていただいた私のテンヤタチウオのお話も、今回が最終回となります。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。