アルファタックルの超人気シリーズ「海人」
アルファタックルの船竿の一大シリーズといえば「海人(かいじん)」。
海人シリーズってどんな船竿かというと、アルファタックルの中ではスタンダードモデルに位置します。

kaijinのロゴが目印の、海人シリーズ。高い実釣性能とリーズナブルさが魅力
ちなみに、その上位機種となるのが「アルファソニック」シリーズ。
アルファソニックに関していうと、CTS(コンポジットチタニウムソリッドトップ)を搭載。超感度と高耐久な形状記憶チタン合金トップが特徴。そのほか上位機種だけに、ロッド作りのベースとなる曲がりや強度、あるいはガイドセッティングなどを追求したモデル。
一方の海人シリーズは、チタントップではないけれど、そうした上位機種の「ノウハウ」が落とし込まれているから、グレードの違いはあっても「基本性能がメチャ高い」かつ「リーズナブル」なロッドたち。
上位機種のノウハウを継承しつつコストバランスに優れた、「お得感」を得られるロッドだと思っています。
ちなみに、マルチピースモデルの海人が「海人モバイリー」。携行性に優れ、性能もバッチリで、こちらも非常に人気が高いシリーズ。
2022年の海人はコレだ
価格帯としては概ね2万円台前半から中盤が多数。よりよい品質を広いアングラーに手に取ってもらいたい意思が感じられます。
そんな海人シリーズ、もうひとつイイところが、非常に広いジャンルの船釣りを網羅するラインナップがそろうこと。そして2022年もドド~ンと新機種が登場となります。
まずは新機種一覧を…。リンク先にて公式詳細ページに飛びますので、気になる方はチェック!
製品名 | 機種数 | 発売予定 | 価格(税別) |
海人 瀬戸内サビキ | 2 | 4~5月予定 | 26,000~27,000円 |
海人 鬼アジ | 2 | 4~5月予定 | 26,000~27,000円 |
海人 加太真鯛 | 2 | 4~5月予定 | 25,000~26,000円 |
海人 イサキ | 1 | 4~5月予定 | 24,000円 |
海人 ヒラメ | 1 | 8~9月予定 | 35,000円 |
海人 ライトヒラメ | 1 | 8~9月予定 | 34,000円 |
海人 瀬戸内フグハギ | 1 | 8~9月予定 | 25,000円 |
海人 瀬戸内アオリ | 2 | 8~9月予定 | 23,000~24,000円 |
海人 タチウオテンヤ | 2 | 8~9月予定 | 未定 |
海人 ウマヅラハギ | 1 | 8~9月予定 | 27,000円 |
海人 餌木タコ ※2022限定生産 |
1 | 4月予定 | 24,000円 |
11ジャンル、16機種が2022年にデビュー予定(海人餌木タコは2022年完全限定生産モデル。チェックはお早めに)。
2021年までのモデルも含めると、ホントに全ジャンル網羅といえる圧倒的なボリュームとなっています。
共通項と個性
今年発売予定となっている海人シリーズの共通項を挙げていきます。
まずは、ガイドにはfujiのSiCリングガイドが搭載されています。

こちらは海人 加太マダイのガイド。SiCリングがシリーズ共通で用いられている
またリールシート部分は、C45-Tというオリジナル。
スッと握れる手の平にフィットする形状はもちろん、トリガーが小さいのがイイ! スモールトリガーの採用で指の間が痛くなりづらいのとともに、誘いやすい、竿を動かしやすいという面があります。
大枠でいえば、そうした共通項がありながら、機種ごとに〝海人らしい〟気遣いがあるのです。
例えば、海人 瀬戸内フグハギ。
HFGS(ハイフレックス・グラス・ソリッド)という、総糸巻きグラスソリッドティップを採用しています。
「フグハギ」というくらいなので、フグやハギ系の魚を釣るのに適したロッドですが、いずれもエサを取るのが上手な魚。
手に感じる感度はもちろん、目で見て「アタった」と分かる目感度も必要な釣りで、それを掛けにいくことが求められます。
そこで、グラスならではのしなやかさと粘り強度、感度を併せ持つHFGSの採用ということです。

海人 瀬戸内フグハギのHFGS
一方で、海人ヒラメでは、GSS(グラファイト・ソリッド・スリム)というカーボンソリッド穂先を採用しています。
ご存知の通り、しっかり「食わせる」ことが求められるヒラメでは、感度と軽量さを損ねることなくしっかり曲がり込んで食わせられる穂先が必要となるがゆえ。
ガイド設定に関しても通り一辺倒ではありません。ガイドの種類自体はもちろんですが、必要とあらばスパイラルガイド設定も。
海人 瀬戸内アオリという、実に個性的なロッドが採用しているのがスパイラルガイド。

気になった「海人 瀬戸内アオリ」。瀬戸内とつくように地域色のあるアオリイカ釣りに特化したモデル。個人的にあまり詳しくなかったために、話を聞いて面白い釣りだな…と
とにもかくにも、その釣りの種類に合った、「これがベストセッティング」をしてくれているのがウレしいところ。
というわけで海人シリーズをご紹介しました。
またの機会に、モデルごとにピックアップしてご紹介していきますが、まずは2022年のニュー「海人」シリーズをチェックしてみては?
アルファタックル公式サイトで、2022年春の新製品情報が一覧で見られます。そちらもチェックしてみてください!
新製品一覧ページはこちら
