全国各地で人気の船のタコ釣り、そのメッカの1つ、兵庫県明石では今期は5月1日より、タコ釣りが解禁されます。
そのタコ釣り、今ではエギタコなどのルアー系の仕かけで狙うのが主流。各社から多くのタコ用仕かけが発売されています。
今回は、そんなタコ用リグで高実績、と評判のリグをご紹介。
タコワームリグ
このタコワームリグの大きな特長は、2種類のフック。
タコ用のフックは半傘、全傘を問わずに、タコを掛けるために仕かけの前方やや上に針先が向いているモノが多いと思います。
ですが、このフックを見てみると、
明らかに針先が上を向いているフックが…。
この角度、針が開いた訳ではありません。パッケージに入っている時から、この角度です。
実は、このフックの角度がミソでもあるんです。
ダミキジャパンの山本氏に話を伺うと、「タコはエサと感じたモノに上から押さえ込むように乗ってくる。この乗ってくる時にアタリを感じ取るために、一部のフックを敢えて上に向けているんです」。
この上を向いたフックは「ノセバリ」と表現されていますが、この針でタコの乗りをいち早くアタリとして伝えてくれるようになっています。
そして、通常の前を向いたフック(カケバリ)でしっかりとタコを掛けてホールド。

出典:ダミキジャパン
2つの役割の異なるフックで、素早くアタリを作り出し、アワセからフッキングに繋がるようになっています。
この2種類のフックは、上記のように全傘にも半傘にも採用されています。
サイズは110と150の2サイズ。それぞれに半傘仕様と全傘仕様があり、カラーは5色がラインナップされています。
タコワームリグ110
ワームとして、バンザイタコ太郎3インチが装着済み。タコ仕かけのスナップに接続すれば、すぐに使えます。
ワームのカラーは、左からパールグロー、エビレッド、シュリンプイエロー、カニグリーン、タコブラックの5色。
メーカー希望価格は、半傘、全傘ともに650円(税別)です。
タコワームリグ150
こちらはワームに、ヒラヒラタコクロウ4インチが装着済み。
カラーは同じく、左からパールグロー、エビレッド、シュリンプイエロー、カニグリーン、タコブラックの5色です。
メーカー希望価格は、半傘、全傘ともに680円(税別)です。
使い方は、タコエギなどと同様にズル引きやシェイクで誘って、アタリを感じれば大きく合わせを入れるだけ。タコが乗っていれば、そのままテンションを緩めずに巻き上げるだけです。
また、乗りが渋い時は裏技として、「ワームを外して、タコテンヤに乗せるようなアジや豚の脂身などのエサを、串に刺して使用するのもアリです」と教えてくれました。
ワームだけでなく、エサも併用できれば、いろいろなシチュエーションにも対応できますね。
タコが乗った感覚が分かるように設計されたタコ用のリグ、実釣での成果もかなり上がっているので、1度使えば今期の船タコにマストなアイテムとなりそうですね。
ダミキジャパン公式「タコワームリグ」詳細ページはこちら