
末吉政直(すえよしまさなお) プロフィール
今回はオモリグの「キホン」を解説
今からたった3年ほど前までは、イカメタルで乗船しても、オモリグをされるアングラーはまだ少なく、満船でも1人か2人がやる程度で、大変貴重な存在でした。
ところが、ブームと言うのはある意味非常に恐ろしいもので、2年前から申し合わせたように、皆さんオモリグロッドを手にしてイカメタルへと挑むスタイルが確立。
多い時で、同船者の9割がオモリグタックルを所有し、またさらに3割程度のアングラーは、終始オモリグでやり通すほど。
そこで今回は、オモリグの基本や、メリット、注意点はどういったところにあるのか、シーズンを前に考察したいと思います。
まず、使用するタックルですが、7ft前後のオモリグ専用スピニングロッドを使用。ゼロドラゴンのロッドだと、SH714/ORなどが、それに該当。
通常のスピニングロッドと異なる点は、30号以上のオモリを楽にロングキャストできつつも、繊細なイカのアタリが取れるソフトなティップ構造でないと成立しません。
この相反する構造を両立させることが、なかなか難しいのです。
ラインはPE0.6号程度、リーダーはフロロ3号。
オモリグで狙うイカは、ボトムや中層にいるだけでなく、食いが渋い時は表層の明暗部に潜んでいることも多いです。
タナは船長の指示ダナから攻めるほか、1番初めはボトムから始めてもよいでしょう。
キャスト後、底取りを行い、糸フケを巻き取りながら、ロッドを煽りカーブフォールさせます。
エギはオモリの後から着底することを意識し、静と動にメリハリを付け、エギを止める時間は3秒ほど長く取っても効果があります。
ブラックバス釣りの経験がある方なら、ヘビキャロを意識すると分かりやすいと思います。
アタリは手元にくる場合もありますが、大抵はティップランのように穂先に出ます。
アタリが分かったら、即アワセを入れてフッキング。あとはテンションを抜かないように巻き上げれば、見事ゲットとなります。
オモリグのメリットは、通常のイカメタルに比べて釣れるサイズが大きいこと、またキャストすることにより、広範囲のイカを探ることができることにあります。
注意点としては、当然ですが、キャストする際、周りに迷惑をかけないよう、細心の注意を払いましょう。
アタリが少ない時は、エギのサイズやカラーを変更するだけでなく、リーダーの長さをかえてみるのも変化となり、面白いです。
ぜひ、お試しあれ。
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