ルアーマンの憧れのターゲットのひとつ「ヒラスズキ」。磯のファイターとして知られ、強烈な引きでアングラーを虜にしている人気ターゲットだ。
一般的には、瀬渡ししてもらい、磯から狙うことが多いが、ヒラスズキは大型になればなるほど、根ズレなどのラインブレイクの可能があり、磯から釣り上げるのは非常に難しい。
三重県紀北町、引本浦港から出船しているエヌテックマリンの中井船長はそこに目を付け、ボートから狙う、”ボートヒラスズキ”を新たな釣り物として今期から出船をスタート。

エヌテックマリンの中井船長が釣り上げたヒラスズキ
そこで、今回は中井船長に教えてもらった「ヒラスズキ」の釣り方をご紹介したい。
タックル&仕かけ
ヒラスズキは、ルアーで狙う。
タックルは、ボートシーバスのタックルでOK。少し強めのタックルがオススメ。

取り回しがよく、ヒラスズキの強い引きでも安心してやり取りができる、メジャークラフトのクロスステージCRX-702MH/S

オトクB.B.スナップ#3(メジャークラフト)は使いやすくてオススメ
ルアーのチョイス
ヒラスズキ狙いのルアーは、基本的には100mmのミノー、そしてシンキングペンシルがベター。状況により、スイミングテンヤもグッド。カラーはグローが効果的のようだ。
基本の釣り方
①仕かけを、サラシが出ている方向の磯に向けてキャスト
②着水すれば、すぐにゆっくりと一定速度でリールを巻く
③ゴゴンとアタリがでれば即合わせ
④磯際から離れるまではゴリ巻きしよう!
仕かけをキャストする時、ルアーが何処に飛んでいるかを把握して、磯にルアーが落ちそうなら、すぐにラインを止めて落ちる場所をコントロールしよう!
狙い目のポイント
狙い目は、磯際とサラシが出ているポイント。また、磯と磯の間や、ハエ根がある場所はヒラスズキが潜んでいる場合が多い。キャストしてから、だいたい10巻きまでは、アタリがでる確率が高いので、集中しよう!
注意すること
この釣りで最も気を付けてほしいことは、”周囲の確認”だ。ルアーをキャストした時に、もし針が人に掛かれば、大事故に繋がりかねない。なので、投げる前には確認すること。また焦らず、順番にキャストしよう。
実際に筆者もヒラスズキ狙いに挑戦してきた。残念ながら海面バラシが2回あったが、初めてながらヒットさせることができた。
難しいとされているヒラスズキだが、ボートからなら期待十分!
ヒラスズキを釣りたくてたまらない方は、ぜひチャレンジしてほしい。
■取材協力:エヌテックマリン