船タコシーズンは真っ盛り。釣り船はエギタコの釣り人で賑わいを見せています。
兵庫県明石ではここ近年、エギタコの釣りが主流になっていますが、仕かけのタコエギは各社からカラー、シルエットともに多彩ですよね。
特にカラーは年々新色も登場していて、ビギナーはどれを選ぼうか迷ってしまう人も多いのでは?
今回は、明石の船タコに精通するダイワフィールドテスターの清水恭仁氏が、長年の経験から得た「タコエギのカラー選び」について、簡単に説明してくれたので紹介します。
名手・清水恭仁のカラー選択
清水氏と言えば、船カワハギで、その名を馳せる関西のカワハギ釣りの第一人者的な存在ですが、実は明石のタコにも精通する船タコ釣りの名手。タコエギ以前のタコテンヤの時代から、船タコを楽しむ超ベテランです。
そんな清水氏が言うには、明石のタコ狙いには基本の4色があると言います。
その4色がこちら↓
緑、赤、黄の信号色に、白を加えた4色です。
これが清水氏の明石のタコエギの基本カラー。
この4色を、その日の海況とポイント、タコの活性を見て組み合わせていき、当たりカラーを探すのだとか。
だから、明石の船タコ攻略には「白」、「緑」、「赤」、「黄」の4色のタコエギを最低限揃えたいところです。
ちなみに、この4色の理由を聞くと、タコテンヤで狙っている時からアピール用のテープに使われていたカラーだそうで、明石での実績は十分だとか。
この4色を基準にカラーローテ―ションするのですが、清水氏は明るさや潮の濁り、水深など、その時の海況に合わせて、カラー系統を選んでいきます。
清水氏が言うには、曇天時や朝まずめなどの光が届きにくい時は、膨張色のチャートや白系がよいそうです。
曇天時やローライト時
シルエットをしっかり見せたい時はピンク、オレンジ系を組み合わせるとよいそうです。
シルエットを見せたい時
実釣当日も、これらのカラー理論で、コンスタントにタコを乗せていった清水氏。長年培った経験がなせるワザですね。
今期オススメのエギタコ仕かけ例
これは実釣当日使用していたエギタコの仕かけ例↓
写真の仕かけは、ダイワのタコルアー「マダク」と「快適船タコエギ SS」に「快適タコの抱き枕」をセットしたツイン仕かけで、サルカン部分には3色ダンゴのような「抱き魂タコ連結MIX」です。
これがアピール力も高く、マダコの乗りも良好。
全体的には乗りが渋めな1日でしたが、撮れ高は十分なモノになりました。
なお、当日大活躍したマダク。今期は新色も出て、カラー選択により一層幅が出ました。
野菜カラーのマダクの新色
スッテでもない、エギでもない「抱かれたいタコルアーNO.1」を目指して、ハード&ソフトマテリアルを融合させて作られたタコ用ルアー「マダク」のNEWカラーは、とってもユニーク。ネーミングとカラーは、まんま野菜をイメージさせます。
4つの新色は写真左奥から「ラメニンジン」、右奥「ラメエンドウ」、左前「ラメトマト」、右前「ラメハクサイ」で、これで従来カラーと合わせて、全12色がラインナップ。
サイズはそれぞれMとLの2サイズです。
ダイワ公式「マダク」詳細ページはこちら
仕かけのアピールを高めるアイテムも有効です。
3色ダンゴのような強烈インパクト、抱き魂タコ連結MIX
浮力があり、水中でユラユラと誘うタコ寄せのアイテム「抱き魂タコ」に、アピール力を高めた3色ダンゴのような「連結MIX」が新登場。抱き魂には、タコの好物のカニが入っており、ニオイで寄せる効果もあります。
このユラユラの動きとニオイで周りのタコが寄ってきたのかも分かりませんね。
ダイワ公式「抱き魂タコ連結MIX15/20」詳細ページはこちら
また、仕かけの収納や取り出しが便利なら、手返しがアップしてストレスフリーですよね。
タコエギやマダクの収納に最適、タコエギケース255
これは、船のタコエギを収納するために専用に設計されたタコエギケースです。
仕切り付きのトレイで、マダクや快適船タコエギSSなどを最大10本まで収納可能。マダクを含めたタコエギを見分けやすく、取り出しやすいので手返しもよくなり快適です。
カラーはブルーとブラックの2色があります。
ダイワ公式「タコエギケース255」詳細ページはこちら
タコエギは好みのカラーで選ぶのも、もちろんアリですが、マダコは当たりカラーがあるターゲットなので、色合わせができれば釣果も伸びます。
カラー選びの目安が分かれば、それを基準に自分好みのゲーム展開ができますよね。
多彩なカラーが溢れるタコエギですが、名手のカラー選択を参考に、アナタなりのカラーや仕かけの組み合わせで、今期の船タコ釣りを楽しんでみてください。
