人気ターゲット「タコ」。
今期も各地でスタートし、タコが釣れている。
今回は、兵庫・明石沖のタコ釣りを紹介。
魚英で教えてもらった船タコの釣り方をお届けしたい。
タックル&仕かけ
タコ狙いのタックルは、ロッドは船タコ専用ロッド。バットパワーが強いロッドが必要だ。また、リールもトルクが強いベイトリールを用意しておこう。
仕かけだが、近年流行のタコエギを使用する人がほとんど。1つまたは、2つ付けよう。釣り船によるが、オモリは50号統一のところが多い。
タコエギのチョイス
タコエギのチョイスだが、明石沖ではイエローや黄緑系がマストカラーとされているほか、赤系もグッド。さまざまなカラーを使い、その日の当たりカラーを見つけよう。
筆者が釣行した時は、イエローがよかった。
また、エサ巻きを使っている人も多かった。多くの人が持ってきていたのは、豚の背脂とキビナゴ。そのほか、かしわ(鶏肉)を巻いていた人もいた。

キビナゴと背脂を巻いたエサ巻きエギ
基本の釣り方
①仕かけをサミングしながら下ろす
②着底したら糸フケを取る
③オモリが底に付いている状態で、竿を軽く上下して誘う
④ズシっという重みがあれば、しっかりとフッキングする
⑤ポンピングはせずに、そのままラインを緩めないように、リールを巻こう
⑥タコが海面に見えたら、船ベリに近づけないように上げよう!
この釣りは、とにかく底取りが肝心。常に底を感じた状態で誘う。また、底に付いた後は、かけ下がりなどを除いて基本的にラインをださないようにすることが大切。ラインを出し過ぎてしまうと、オマツリの原因となる。
釣果アップのコツ
船長に教えてもらった釣果アップのコツのひとつが、”潮が速い時は、仕かけをできる限りシンプルにすること”だ。
集魚アイテムは、潮をよく受けるため、潮が速いとオマツリしやすくなる。釣れるために最も大切な基本は、仕かけがしっかりと下りていること。オマツリしていたら、解くのに時間が掛かり、せっかくの時合を逃してしまうこともある。そのため、潮が速い時など状況に合わせて集魚アイテムを使い分けよう。
また、”もしかしたら…”というアタリは全て掛けていこう。これを意識することで釣果アップに繋がるはずだ。
ズシっとした重みがたまらないタコ。
1度食べたらその美味しさにハマってしまうはず。
ぜひ、今年はタコを釣って美味しいタコ料理をタン能してほしい。
■取材協力:魚英