タチウオテンヤに新旋風!! 開発者の3つの想いを形にした【プログレのNEWテンヤ「真釣 誘刃競技」の魅力とは?】
2022年8月、プログレより、新しく船用のタチウオテンヤが誕生する。
その名も「真釣 誘刃競技」(40号、50号)。
大阪湾の船タチウオ釣りシーズンも開幕間近で、今年も多くのアングラーが、この釣りを楽しむ季節となった。
今回は、この商品の企画、開発に携わった1人として、NEWタチウオテンヤの魅力を紹介したい。

▲写真はプロトタイプです
開発への想い…
昨今の船テンヤタチウオは、様々な誘いやジャークを取り入れ、いかに自身のテンヤをアピールし、釣果に繋げていくかが、テーマとなっている。
しかし、全てのアングラーが、それ相応の体力を持ち合わせてはいない。
私は以前より老若男女を問わず、釣りを愛する全てのアングラーに、この「船テンヤタチウオ」を楽しんでもらいたいと感じていた。
そこで開発に当たって、
①シンプルな仕かけで思いのままに操れる
②軽い誘いと、小さなアワセでも、しっかりと釣果に繋がる
③腕への負担を少なく、1日釣りを楽しんでもらいたい
この3点を私の想いとして、テンヤに詰め込んだ。
独特のヘッド形状が生み出す軽やかなアピール

▲正面から

▲後ろから
テンヤの正面と後ろからの写真でも、お分かりいただけるであろう。
へッドは今までにないティアドロップ形状。
上へ誘う時の引き抵抗の軽減は、もちろんだが、特筆すべきはフォール時の水抵抗。
ヘッド底面の角を削ることで、滑らかな形状となり、フォール中の水抵抗を逃がし、安定した姿勢で、タチウオのタナに落とし込むことができる。
シンプルなデザインで釣る
とにかく、「シンプルに必要なものだけで、いかに釣果に繋げていくか」をコンセプトにして、テンヤ全体のデザインを作り上げた。
ラインアイは1つ。
水平姿勢のヘッドに対して、針はこだわりの10度の傾斜。
アシストアイを付けないことで、このテンヤ自体の威力を存分に味わって頂きたいと思う。
また、ワイヤーストッパーを底面に付けることにより、エサ交換時のストレスを軽減。
無駄のないシルエットができ上がった。
バラシ軽減へ
どんな状況においても、せっかく掛けたタチウオが、途中でバレてしまっては意味がない。
プロト品での釣行において、速掛けした場合、口先だけに掛かることが多く、このままではバラシに繋がりやすいと確信した。
そこで、より確実にタチウオの頬を貫通させ、バラシの確率を削減させるために、ゲイブをワイド化。
それに伴う強度問題を克服すべく、ゲイブ部に平打ちを施した。
このテンヤへのこだわり
「競技」と銘打ったコダワリは、エサ交換時の手返しのよさ。
ヘッド下部のワイヤーストッパーを始め、エサをホールドする剣を、ヘッドと平行となるように付けた。
こうすることで、誰でも簡単にヘッドにピッタリと合わせることができ、時合を逃さずに手早くエサを付けられるようにした。
これは競技でなくとも、エサ交換時のストレスから解放されると思われる。
また、剣の位置は、エサの種類や大きさなどを考慮し、細部までこだわった仕上がりとなっている。

▲プロトタイプのテンヤにイワシを付けた状態

▲プロトタイプのテンヤにサンマを付けた状態
全てのアングラーへ
「競技」というネーミングではあるものの、このテンヤは船テンヤタチウオを好み、またこれから始められる全ての方に試してほしい商品に仕上がっている。
シンプルかつ、合わせやすくバレにくい。
自分から攻めて掛けていくもよし、向こう合わせでもよし。
今シーズンは、このNEWテンヤ「真釣 誘刃競技」で、思う存分に、船テンヤタチウオを楽しんでいただけたら、と思っている。
真釣 誘刃競技(プログレ)
カラーラインナップは全4色。
夜光イワシ、ゼブラパープル、ステルスブラック、トモグイシルバーと、どれも魅力的なカラーが揃っている。
違和感なく誘うナチュラルアピールタイプのイワシカラーで、夜光が全面に施されている。
夜光ボディに人気の「紫」ストライプを配したハイアピールタイプのカラー。夜光はストライプ状に入っている。
反射を抑えて、シルエットを大きく見せる、つや消しタイプのマットブラック。夜光は下からエサを狙うタチウオにアピールできるようにヘッドの下部に施されている。
反射率の高いシルバーを基調としたトモグイパターンを意識したテンヤカラー。ステルスブラックと同じく夜光はヘッドのアンダーに入っている。
サイズは40号と50号の2種。
価格は40号が1080円、50号が1180円(いずれも税別)。
プログレ公式「真釣 誘刃競技」詳細ページはこちら