良型チヌが期待できる、京都・舞鶴湾の佐波賀渡船。
今回はそんな、佐波賀渡船の釣り場や今期のパターンなどを紹介。
舞鶴湾は天然の良港、カキの養殖場を利用したチヌカカリ釣りで良型チヌが揃う
舞鶴湾は天然の良港で、湾内にはカキ養殖場があり、その養殖場を利用したチヌカカリ釣り場が数カ所ある。
佐波賀は湾の北岸にあり、上佐波賀と下佐波賀にチヌ筏がある。
今回、実釣取材した上佐波賀の筏には、渡船乗り場から左(東)へ5分ほど行った所に3列のカキ養殖筏(1列に10基ほど)があり、そのカキ筏の間にチヌ筏がある。
陸からは目測200~300mほど離れた場所に筏があり、流れは緩やかだが、水深は10ヒロは十分にあり、海底は砂泥のようだが、カキ殻やカキロープなどが沈んでいるので、場所によっては根掛かりする。
陸寄りの筏には20番、21番筏、中の筏には17番、沖の筏には3、3.5、4、7番筏があって、それぞれ大チヌの実績がある。
下佐波賀には釣り堀筏のすぐ沖に屋根付き筏があり、その手前と沖にも1基チヌ筏がある。
今シーズンは今のところ、50cmオーバーの年なしクラスは例年ほど数は出ていないようだが、下佐波賀の筏では58cmの大物が出ている。
エサ取りが少なくなれば、「アタリがあればチヌ」で、大物に期待できる。
エサのカキ(殻付き)は釣行前日の午前中に予約すれば、現地で入手可能。
チヌ釣りは完全予約制で、渡船は6時半出船で17時納竿。
渡船は、クレインブリッジを渡って、すぐを左折。
坂道を降りた所を右折して道なりに走り、上佐波賀トンネルを抜けて、すぐを左折した所に事務所と桟橋がある。
今期はエサ取りが多く、カキエサよりもダンゴ釣りで好釣果!
カキエサの釣りは、半貝にして殻をオモリがわりにして落とし込んでいくのが一般的な釣り方。
今シーズンは、今のところエサ取りが多いようで、ダンゴのオキアミエサでの釣りでよく釣れているようだ。

今シーズンはダンゴ釣りが有利
基本は竿下でのダンゴ釣りだが、芳しくない場合は少し前方をウキ釣りで狙うのが流行している。
常連の萩野氏にお聞きしたウキ釣り仕かけを参考までにお知らせすると、竿は2号の5.3m、スピニングリールに道糸はPE1.2号、ハリスは1.75号を2ヒロ。
ウキは棒ウキ0.8号(オモリも)、ハリスの中間にジンタンシズを1個付ける。
タナ取りは入念にして、トントンか、5~15cm底を切って(根掛かりもあるので)、エサはオキアミ。
短竿の釣りは竿下にダンゴを入れるが、前方を狙うウキ釣り用のマキエは打たない。
魚影の濃い場所なので、竿下にさえダンゴを入れておけば、回遊!?してきたチヌが、竿下よりも離れた所にあるエサを安心して食うようだ。
以上が今年の舞鶴湾のポイント。
参考にして釣果を伸ばしてみてほしい。