インスタを見ていると、とある釣具屋さんからこんな投稿が。
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型のいいアジが釣れてるなぁ、何を使って釣れてるんだろ。と思ってアジの口を見てみると、何やら見たことのないボリューム感のワーム。
これは記者として見逃せない! ということで「フィッシングエイト大阪南店」に取材に行ってみました。
ワームの正体は“超希少アイテム”だった
今回取材を受けてくれたのは、ルアー担当主任の越智さん。インスタの投稿をしていた張本人です。

最初はクールな印象でしたが、とても気さくで面白い越智さん
早速、例のワームの正体を聞いてみると、なんと越智さんが試作を重ねて作った「フィッシングエイト大阪南店のみ限定発売のワーム」だったのです。
試作段階からSNSで情報を発信されていたそうで、ひっそりと話題になっていたそう。
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気になる名前は「花鱗-カリン-」
ワームの名前は「花鱗-カリン-」。人気急上昇中のライトゲームブランド「ERTEL」と、イチバンエイトのコラボ商品です。
フィッシングエイト大阪南店は、今年で5周年。その周年祭が10月末に開催されていたのですが、そのイベント用に、限定100パックのみ生産・販売したとのこと。
コレ、SNSを見て気になっていた人が多かったようで、すぐに売れ切れ寸前に。取材当日も、1カラーしか残っていませんでした…。
花鱗のコンセプトや特徴
せっかく目の前に開発者がいるので、このワームのコンセプトや特徴を教えてもらいました。
越智さんは、アジングをしていて、「水中で姿勢が安定しつつ、でもアピール力があるワームが欲しい」と常々考えていたとのこと。
そこでコンセプトは“ボディは安定姿勢を保ちつつ、テールだけが動くワーム”に決定。そこで、ふと思い浮かんだ魚がフウセンウナギ。
この形にたどり着いたことで、ボディが水を受けながら姿勢を安定させて、薄く、柔らかいテールが、ピロピロと魚を誘うように仕上がったようです。
ちなみに前から見るとこんな感じ。
この凹みが水を受けることで、水中姿勢が安定するそうです。フロートやボートアジングを想定して作ったらしいのですが、ジグ単でも使いやすいそうですよ!
マテリアルにもコダワリが
この形状でワームを作るにあたって必要不可欠なのが、「ERTEL」のマテリアル。
触ってみるとよ~く分かるのですが、「ERTEL」のマテリアルはハンドポワード製法でめちゃくちゃ柔らかいんです。柔らかいんですが、ムッチリとした感触で針持ちは悪くさそう。
この柔らかさが「花鱗-カリン-」には、欠かせない要素なのだそうです。
ちなみにこのボリューム感でも、柔らかいマテリアルのおかげで豆アジも掛かるそうです(笑)。豆~尺まで全対応する万能ワームとのことでした。