
村瀬聖人(むらせきよひと)…愛知県東海市在住。元々はバス釣りを始め、さまざまな釣りにチャレンジしていたが、手軽に楽しめる海上釣り堀の魅力にどっぷりハマった
各地の釣り堀には、名人と呼ばれるいつも釣果を上げている人がいる。
そんな各地の名人たちの技に迫り紹介する。
これを読めば名人になれるかも!?
今週は三重・南伊勢、古和浦の大和丸の名人・村瀬氏に注目、好釣果を上げる秘訣に迫っていく。
釣果を伸ばす秘訣は朝の活性の高い時間に釣果を伸ばすこと
村瀬氏は船着きから見て左手の釣座を選択。
「朝イチは、モーニングで活性が高く食ってくるので、ここで釣果を伸ばすのがカギですね」と手早く釣座で道具をセット。
開始早々、底から50cmのタナで、まずはマダイをゲット。大和丸では竿の2本出しがOKなので、もうひとつタックルをセット。
朝イチは活性が高く、続々とアタリがでて、マダイとシマアジを連続で釣り上げた。
しばらくすると、1回目の放流。マダイ、メジロ、ヒラメ等が放流される。
名人はこのタイミングでマダイを追加した。
しかし、青物が放流が終わっても活性が上がらない。
「何でだろうな」と思っていると、名人の竿にドーンッと青物が掛かった。
仕かけはフロロの3号なので無理はできない。
慎重にやり取りするのを見守る。
名人は少しでもほかの青物の活性を上げようと、より慎重にやり取りをする。

仕かけが細いこともありやり取りは慎重に
しかし、掛かった青物の後ろには付いてこない。
かなり活性が低いようだ。チェイスが少し見えた所で周りの人に「追い食いするかもしれないんで、皆さんも入れてください」と名人。
すると、ほかの人の仕かけにも青物がヒット。
活性が少し上がったようだ。
今度はイケスの中にいるグレに付いて上がってきたイシダイを狙う。
イシダイやシマアジは中層まで浮いてくることも多いので、サイトで狙うことも多い。
イシダイを狙う時は鋭い歯で仕かけを切られないようにかつ、針掛かりする位置で掛ける必要があるので、タイミングがシビア。
狙いすましたフッキングで、イシダイを掛けた名人。上がってきたのは40cm級だ。
その後は、2回目の放流のタイミングなどで何尾かマダイを追加し、納竿となった。

当日の釣果